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韓国、核技術はかなり蓄積、規約がなければ兵器製造も可能

韓国、核技術はかなり蓄積、規約がなければ兵器製造も可能

Posted February. 14, 2013 03:10,   

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北朝鮮の3度目の核実験を機に、韓国に核兵器製造の技術があるのかどうか、関心が高まっている。専門家たちは韓国の場合、原子力を電力生産や研究など平和目的にのみ利用しているため、核兵器開発能力があるかどうかを評価することは現実的に容易ではないと指摘する。

しかし、原子力発電の技術が世界最高水準で、ウラン原石を発電用や研究用核燃料に製造する技術も持っているため、条件さえそろえば核兵器の製造は不可能ではない。

韓国は1956年に米国と「韓米原子力協定」を結び、原子力を非軍事的、民間目的にのみ利用するという前提で関連技術を導入した。この条項は今でも有効だ。しかし、技術的に見るなら、核兵器を製造することは不可能ではない。韓国が長く原子力研究をし、核爆弾の製造と直接・間接的に関連した知識をかなりのレベルで蓄積したと、専門家たちは分析する。

核兵器を製造するには、核燃料の爆発を誘導する「起爆装置」の技術が必要だが、韓国は火薬兵器を製造した経験があり、開発は難しいものではない。

問題は核燃料だ。核燃料を作るには、ウラン濃縮施設かプルトニウム再処理施設がなければならない。韓国は研究用にウラン濃縮をした経験がある。2000年に韓国原子力研究院はレーザーを利用して内部物質を分離する方法でウラン0.2グラムを濃縮する実験を実施し、国際原子力機関(IAEA)から査察を受けた。研究目的だったが、規約を違反したためだった。

北朝鮮はウランを濃縮するのに必要な設備である超高速遠心分離機を持っているが、韓国にはない。遠心分離機を作ろうとしても、国際的に輸出入制限品目で規制され、部品を得ることも難しい。

プルトニウム再処理技術もある程度持っている。韓国は、使用済み核燃料を再度発電用燃料として使用する「パイロプロセッシング」技術を研究している。つまり、核爆弾用ではないが核燃料を扱うことができる技術はあるということだ。理論的にだけ見れば、「月城(ウォルソン)原子力発電所1〜4号機」から出た使用済み核燃料を再処理すれば、核兵器用プルトニウムを得ることができる。



enhanced@donga.com