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日中「羅老号、北朝鮮に核実験の口実を与える」、米「責任ある宇宙活動、北朝鮮と比較にならない」

日中「羅老号、北朝鮮に核実験の口実を与える」、米「責任ある宇宙活動、北朝鮮と比較にならない」

Posted February. 01, 2013 07:48,   

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中国と日本のメディアは、「羅老(ナロ)号」の打ち上げ成功が北朝鮮の反発を招き、3回目の核実験を正当化する口実に利用される可能性があると憂慮した。

読売新聞は31日、「北朝鮮が昨年12月に発射した長距離弾道ミサイルを人工衛星だと主張しているため、国際社会が韓国の人工衛星の打ち上げを認めれば『ダブルスタンダード』と批判するだろう」と報じた。NHK放送も、「北朝鮮は昨年12月の人工衛星の打ち上げで、国連安全保障理事会の非難決議を受けた。『不公平』だと強く反発する可能性がある」と伝えた。

中国国営の「環球時報」も同日、社説で、「最近、韓半島情勢に混乱が加重し、北朝鮮の3回目の核実験という新たな危険要素が爆発直前にある」とし、「(韓国の羅老号)打ち上げの成功による歓呼と祝いはしばらく先に延ばす必要がある」と論評した。一方、米国のヌーランド国務省報道官は、「韓国の宇宙活動を北朝鮮と比較する根拠はないというのが米国の見解だ」とし、「北朝鮮は、国連安保理決議によっていかなる発射行為も完全に禁止されているが、韓国は責任を持って宇宙計画を進めてきた」と強調した。

北朝鮮は羅老号打ち上げの成功に2日間沈黙した。韓国政府当局者は、「反応を示す時期と程度を調節するのに多少時間がかかるようだ」と述べた。ニューヨークタイムズは31日、米情報当局者はむしろ北朝鮮の核実験を期待していると紹介した。2006年と2009年の北朝鮮の核実験では結果に対する評価が交錯したが、今回の実験は、北朝鮮が米国を脅かし得る核兵器を生産するだけの重大な進展を果たしたのか確認する機会になるということだ。米国は、北朝鮮がウラン弾を作ったのか、弾頭小型化に成功したのか確認するためのあらゆる準備を終了したと、同紙は伝えた。



kyle@donga.com