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霊光原発5号機の再稼動承認、最悪の電力難は回避

霊光原発5号機の再稼動承認、最悪の電力難は回避

Posted January. 01, 2013 04:53,   

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偽の品質検証書で納品した部品を使ってことが発覚し、稼動が中断されていた霊光(ヨングァン)原子力発電所5号機に対し、原子力安全委員会が再稼動を承認した。電力当局は、冬場の電力難解消のため霊光5号機の稼動を最大限繰り上げる計画だ。

同委員会は昨年12月31日、「品質書類が偽造された部品をすべて交代し、関連設備の性能と安全性が総合的に確認された霊光5号機の再稼動を承認した」と明らかにした。同6号機については、原発部品に関する官民同号調査団の報告書を確認した上で、安全性を判断する計画だ。

同日の会議では、品質書類偽造に関する調査結果も発表された。原発部品官民合同調査団によると、ここ10年間、計561品目、1万3794部品の書類が偽造されたまま韓国水力原子力に納品されており、このうち341品目、6494部品が古里(コリ)1〜4号機、新古里3、4号機、霊光1〜6号機、蔚珍(ウルチン)3、4号機に設置された。原子力安全委員会は、偽造部品を納入した20業者を検察に告発するよう、韓国水力原子力に指示した。

霊光5号機などに設置された偽造部品は、合同調査団の立会いのもと、韓国水力原子力が交代作業を行った。今まで、試験成績書偽造部品の全体と品質検証書偽造部品の93.4%が交代された。安全性に直接影響を与えない偽造部品の交代は、韓国水力原子力が今月末まで独自で行う計画だ。

原子力安全委員会は同日、偽造部品納品の原因の一つが韓国水力原子力のずさんな管理にあるとみて、再発防止対策も打ち出した。まず虚偽の書類を提出した業者は、供給業者の資格を取り消し、最長10年間納品を制限する。また韓国水力原子力本社に新設する購買専門組織に品質保証や監査業務を委任に、すべての購買活動を自主的に監視するシステムを構築するようにした。

これとともに、韓国水力原子力内に不正摘発・自主通報制度を運営するようにする一方で、原子力安全委員会には「原発安全申聞鼓」を設置して監視活動を強化する。地域住民とのコミュニケーションのための「原発安全協議会」も定期的に運営する計画だ。

原子力安全委員会のオク・ジェシク安全政策課長は「韓国水力原子力など関係機関には再発防止対策の履行計画を提出するようにし、定期的に点検する」とし「今後の調査過程で新たに問題点が発見されれば引き続き対策を補足する計画だ」と話した。



tmt1984@donga.com