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「除夜の行事も江南スタイル」 20代や30代のフェスティバルが開かれる

「除夜の行事も江南スタイル」 20代や30代のフェスティバルが開かれる

Posted December. 31, 2012 10:44,   

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発達障害のピアニストとして知られているキム・ミンス君(16、ソウル鳳和中学3年生)は、今年の最後の日の31日後10時30分、ソウル江南(カンナム)駅の複合舞台スペース・エムステージで、人生初の演奏会を開く。障害のため、楽譜を読めないキム君は、音を聞きながら曲を覚え、演奏する。しかし、曲を覚えるスピードは、一般人より2、3倍も速い。

ピアノを通じて、世の中に出てきたキム君の願いは、大勢の人たちの前で演奏することだった。このことが伝わると、現代(ヒョンデ)自動車は、彼を応援するネットユーザーらの書き込みが3万件を超えれば、演奏会を開くと約束し、キム君は奇跡にように夢をかなえることができた。現代車と江南区が一緒に開催する新年を迎える行事「ブリリアントカウントダウン2013」の主人公になる。

ソウルの新年迎え行事は、伝統的に鐘路(チョンノ)・普信閣(ボシンガク)の鐘打ちのように厳粛な空気の中で行われてきた。しかし、昨年から行われている江南駅周辺での行事は、一風変わっている。20代や30代の若者が多く訪れる町だけに、祭りのムードだ。昨年は、会場の周辺に1万人あまりが詰め掛けるほど、市民の関心も高かった。

今年は、レーザーショーやメディアアートなどのパフォーマンス中心だった昨年とは違って、「希望」がコンセプトとなっている。それで、キム君の演奏会など、市民参加型イベントが設けられたのだ。今回のイベントを企画したキム・ヒョンテ・イノーションクリエイティブディレクター(CD)は、「この1年間、貧富の格差やイデオロギー対立など、階層間対立が激しかった」とし、「キム君の演奏を通じて、癒しのメッセージを送り、心を開くべきだというメッセージも盛り込まれている」と主張した。

江南駅から新論峴驛(シンノンヒョン)駅に至る850メートル区間では、市民の希望のメッセージを盛り込んだ60個の超大型風船を空に飛ばすイベントも行われる。ウララセッションやクレジクァイうなどの有名歌手らも公演する。

主催側は、舞台が設けられたところのほか、高層ビルの電光板や町のいたるところに大型発光ダイオード(LED)画面が取り付けられた車を配置し、多くの市民をカウントダウンに参加させる計画だ。市民らが「3、2、1」とカウントダウンを叫び、13年の始まりを知らせる時報が鳴ると、「国民の妖精」ソン・ヨンジェ選手が大型電光板に登場し、希望のメッセージを送る予定だ。

現代車と江南区は、江南駅周辺での新年迎えのイベントを、国内の代表的新年行事に仕上げていく計画だ。江南区の関係者は、「歌手・サイのヒット曲『江南スタイル』のおかげで、江南が世界的に知名度を高めただけに、江南駅で新年を迎える行事も、米ニューヨーク・タイムズスクエアでの新年迎え行事に匹敵する人気イベントに育てていくつもりだ」と話した。



wiseweb@donga.com