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周辺国と人的ネットワークの強化を

Posted December. 31, 2012 10:44,   

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韓国の専門家たちは、北東アジア地域で米国、中国、日本の紛争と対立が深刻化すればするほど、韓半島の緊張も高まり、経済や安全保障などの様々な分野に悪影響を及ぼすと口をそろえた。このような地政学的に不利な条件は、賢明な外交とリーダーシップで切り抜けて行かなければならないと指摘した。

東亜(トンア)大学の鄭鍾旭(チョン・ジョンウク)客員教授は、韓国政府が特定の問題で頑なな態度ではなく、周辺国との協力と対話で解決していかなければならないと助言した。鄭教授は、「米中日はもとより北朝鮮まで含んだ多様な対話外交を復元させ、信頼を強化することが急務だ」とし、「安保の礎である韓米同盟を損なわず、中国との対話をより一層強化して、韓国の外交空間を拡大させる戦術が必要だ」と強調した。

このためには韓国が北東アジア多国間の安保秩序の構築に力を入れ、予防外交を行う必要がある。延世(ヨンセ)大学の文正仁(ムン・ジョンイン)教授は、外交安保は米国に依存しつつ、経済的には中国に後れを取ることができない韓国は、米中間の対立時にどちらか一方を選ぶよりも、対立の解決に主導的に乗り出さなければならないと強調した。

国立外交院の尹徳敏(ユン・ドクミン)教授は、韓国と周辺国の様々な人的ネットワークの強化を注文した。尹教授は、「北東アジア国家間の人的ネットワークの強化と経済・文化的協力に新たな成長動力を築き、世界3大経済圏の地位を固めることが急務だ」と指摘した。そして、「譲歩できない領土紛争が続けば、北東アジアの未来はない」とし、「未来のために敏感な問題はしばらく取り上げない知恵を発揮しなければならない」と付け加えた。

国民大日本学研究所の李元徳(イ・ウォンドク)所長は、徹底した計算に基づいたニッチ外交を注文した。李教授は、「大国に囲まれた現実を直視し、隙間に入って国益を最大化させる徹底的に計算された外交が必要だ」とし、「攻勢的であったり逆に萎縮する外交行為は望ましくない。実力に合った均衡外交が何よりも重要だ」と強調した。



zsh75@donga.com