Go to contents

英紙「新大統領、韓国病治癒の課題に直面」

英紙「新大統領、韓国病治癒の課題に直面」

Posted December. 19, 2012 03:31,   

한국어

大統領選を翌日に控えた18日、海外マスコミは高速経済成長による「韓国病」を治す新しい指導者の課題などを強調した。

英フィナンシャル・タイムズは18日、「新しいモデルを探す韓国」という記事で、「世界最貧国が半世紀ぶりに最も富裕な国に仲間入りしたのは、近代歴史で類を見ない」とし、「急速な成長による経済不平等の解消、福祉問題の解決などが課題だ」と報道した。

フランスのル・モンドは17日、「画期的な経済成長を成し遂げた韓国が今は社会的不平等や不安定、出産率の低下など先進国病に直面しており、これが次期大統領が解決すべき問題だ」とし、「韓国が大統領選を通じて新しい社会モデルを探すだろう」と報じた。

海外マスコミは韓国の初の女性大統領の当選、維新政権に立ち向かった学生運動家出身の当選可能性などを点検し、その意味を評価したりもした。

米AP通信は17日、「朴槿恵(パク・グンヘ)が新しい歴史を作ろうとしている」とし、同氏が当選したら、約1000年前の新羅時代の真聖(チンソン)女王以後初の女性指導者になって、「歴史を書き換える」と報道した。さらに、当選者は安保問題や雇用、少子高齢化などの問題に直面すると伝えた。

CNN放送は、「今度の大統領選は朴正煕(パク・ジョンヒ)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)の2人の前職大統領の幽霊に大きく影響されている」と指摘した。さらに朴候補は「独裁者・朴正煕の娘」で、当選したら韓国の初女性大統領になり、文候補は維新政権に立ち向かった学生運動家出身で朴候補と対決していると対比させた。フランスのAFP通信も、朴正煕、盧武鉉という「幽霊」が今度の選挙に影響を与えていると報道した。

日本の読売新聞は18日、朴、文候補の支持度が世代間で明確に分かれていて、今度の選挙が少子高齢化の影響で50代以上の有権者が39歳以下の有権者より多い初の選挙だと伝えた。朝日新聞は、「保革大接戦」という見出しで、朴、文候補の経歴を紹介し、両陣営の広報責任者の寄稿文も掲載した。

今度の大統領選の特徴の政策対決不在現象も指摘された。

米ウォール・ストリート・ジャーナルは18日、「びっくりするほど特別なことがない韓国の大統領選」という社説で、朴正煕、盧武鉉候補の公約に特別なことがなく、お互いに似ているため、有権者に大きな反響を起こせずにいる。有権者は経済問題にだけ関心を見せているようだと指摘した。目立つところは、1960、70年代に韓国を統治した独裁者の娘が選挙に出馬したにも関わらず、民主主義自体への危機感はあまり感じられないという事実だと同紙は紹介した。

ただし、ニューヨーク・タイムズは、両候補の対北朝鮮政策を紹介し、朴候補は金大中(キム・デジュン)、盧武鉉政府時代の対北朝鮮支援を「内実のない支援」に規定し、これを通じて得たのは偽の平和に過ぎないと主張する反面、文候補は、対北朝鮮支援と非核化の誘導は並行しなければならないという考えを持っていると伝えた。



yhchoi65@donga.com