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韓米、平壌に接近、「アメ」か「ムチ」か

韓米、平壌に接近、「アメ」か「ムチ」か

Posted December. 15, 2012 02:59,   

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韓国の大統領選挙が主に経済問題に集中し、外交政策は大統領選挙から外れていた。しかし、今回の大統領選挙は、北朝鮮政策に大きな影響を及ぼすだろう。与党セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)、野党民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補いずれも、李明博(イ・ミョンバク)大統領の北朝鮮戦略を変えることを約束したためだ。しかし、両候補は程度の差はあるが、平壌(ピョンヤン)が数十年間、核兵器を放棄せず、繰り返しテロと戦争を挑発することに対して、韓国政府に責任があるという誤った前提に立っている。

進歩的な文候補は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の無条件の対話政策に回帰することを主張している。一方、保守的な朴候補は、李大統領の条件付きアプローチの変化を追求している。

「良薬口ににがし」ということわざがある。李大統領は、北朝鮮が非核化と改革を可視的に実施すれば、広範囲な経済的、人道主義的支援をするという条件を掲げた。李大統領の政策は、前任の2人の大統領の政策よりも実用的で、相対的に理念性が薄いアプローチだ。しかし、進歩派は強硬路線だと批難した。

朴候補は、前政府が過度に恩恵と圧迫に依存的な政策だったと批判する。しかし、朴候補の政策は、李大統領の政策と大差なさそうだ。

両候補は、北朝鮮との対話に失敗したオバマ大統領よりも柔軟な態度を約束している。強力な韓米関係に潜在的な緊張がある。

今後、米国との関係がどれだけ悪化するかは、部分的に北朝鮮の態度にかかっているが、根本的には次期大統領の平壌に対するアプローチとスピードによって決定し、新しい政策が米国にどのように提示されるかにかかっている。

文候補は、盧前大統領の情熱的で純真な政策に戻ることを約束しており、米国は当惑するだろう。朴候補が当選すれば、李大統領よりはワシントンから独立すると見える必要があるが、韓米関係は文候補よりもスムーズだろう。

米国と韓国は絶えず軍事、政治、経済の相互関係を最上のものにするために努力してきた。この関係がこじれては、両国の国益を害することは明らかだ。