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三星株価が翔んだ時、アップルは這った

Posted December. 11, 2012 08:56,   

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三星(サムスン)電子の株価は10日、取引中一時1株=150万ウォンを突破するなど、連日史上最高値を更新している。一方、スマートフォン関連特許をめぐり、三星電子と世界中のいたるところで訴訟合戦を繰り広げているアップルは、株価が下落傾向を見せている。専門家らは、三星電子とアップルとの真逆の株価動向は、当面続くだろうと見ている。

10日、総合株価市場(コスピ)での三星電子の株価は前日より0.74%(1万1000ウォン)高の1株=149万1000ウォンで取引を終えた。1株=148万ウォンで取引を終えた7日に続き、二日連続して(営業日基準)史上最高値を更新した。同日、三星電子の株価は、取引中一時1株=150万6000ウォンまで値上がりした。

アップルとの特許訴訟が、三星電子に有利なほうに流れが変わっているという見方も、三星電子の株価上昇に拍車をかけている。米特許庁が、アップルの複数のスマートフォン関連特許について次々と無効化する判定を下している上、米連邦裁判所が先日、陪審団が三星電子に対して下した損害賠償額を縮小させるだろうという予測が出ており、これまで三星電子の株価の足を引っ張っていた「特許訴訟」という悪材料の力が次第に弱まっているという見方が出ている。

実際、8月末、アップルとの特許訴訟で米連邦裁判所の陪審団が三星に対し、10億5185万ドルを賠償せよと評決を下した後、1株=118万ウォンまで下がった三星電子の株価は、その後3ヵ月間で26%ほど持ち直した。

一方アップルは、三星電子との特許訴訟で有利な評決を受け、9月19日史上最高値の1株=702.10ドルまで株価が上昇したが、その後苦戦を強いられている。新しいスマートフォン「アイフォン5」を発売したが、スマートフォン市場シェアは、三星電子を始め、ライバルメーカーに食い込まれ、アップルの株価は7日(現地時間)現在、1株=533.25ドルまで下がった。

特に、国内外の専門家らは、三星電子の上昇の勢いとアップルの下落振りは来年も続くだろうという見方を示している。アップルは、世界最大手のモバイル通信会社「チャイナモバイル」がアイフォン5を供給しないことを決め、中国市場への進出拡大が足止めを食らっている上、アイフォン5も、「革新性」が落ちているという評価まで出ていることが悪材料となっている。

一方、三星電子の株価は1株=200万ウォンまで高騰するだろうという予測が力を得ている。大信(テシン)証券のカン・ジョンウォン研究員は、「ギャラクシーノート2など、スマートフォンの新製品の販売が伸び、三星電子の第4四半期の営業利益は、史上最高値を更新するだろう」とし、「アイフォン5の生産支障による反射利益などが重なるなど、三星電子は1株=200万ウォンまで高騰する可能性もある」と見込んだ。



weappon@donga.com