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飲酒運転の罰則強化なら年間死者500人減少

飲酒運転の罰則強化なら年間死者500人減少

Posted December. 10, 2012 08:50,   

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昨年、飲酒運転の交通事故は2万8461件発生した。全体の交通事故件数(22万1711件)の12.8%だ。このために毎年約800人が命を失っている。

米カリフォルニア州では、飲酒運転による死亡事故に2級殺人罪を適用し、15年以上の懲役刑を科す。韓国で、飲酒運転で死亡事故を起こしたドライバーに懲役1年以上を言い渡すのとは大きな違いだ。オーストラリアでは、常習的な飲酒ドライバーに、「アルコール・インターロック」を命じる。車に呼吸測定装置を設置し、ドライバーのアルコール濃度が基準値を超過すればエンジンがかからない。フランスでは、今年7月からすべてのドライバーに、自動車に飲酒測定機の装着を義務づけ、運転前の飲酒の程度が分かるようにした。

韓国も最近、飲酒運転に対する処罰を強化する傾向にある。ソウル地方警察庁は、「最近5年間、飲酒運転で4度処罰を受け、再び飲酒運転をする場合」、「飲酒運転によるひき逃げで被害者が死亡する場合」には車を没収している。道路交通公団も今年6月から常習飲酒運転手に16時間の教育とカウンセリングプログラムを実施している。道路交通公団関係者は、「まだ先進国に比べて処罰が軽い」とし、「飲酒運転取り締まりの最低血中アルコール濃度(0.05%)をさらに下げ、罰金と量刑も強化しなければならない」と指摘した。

韓国交通研究院が最近発表した「交通事故減少に向けた制度改善案」によると、現在の飲酒運転取り締まりの最低基準を日本のように0.03%に強化すれば、飲酒運転の事故による死亡者が年間約500人減少すると予測された。



dong@donga.com