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ジョブズ氏の「マルチタッチ」特許、米特許庁が「無効」と予備判定

ジョブズ氏の「マルチタッチ」特許、米特許庁が「無効」と予備判定

Posted December. 10, 2012 08:50,   

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米特許庁が、スマートフォンのマルチタッチ関連技術に関するアップルの特許は無効だという予備判定を下した。この特許は、アップルの創業者・スティーブ・ジョブズ氏が開発に参加し、いわば「スティーブ・ジョブズ」特許ともいわれている。

米特許庁が今年10月、アップルの「バウンスバック特許」(画面を一番下まで下すと、弾けて最後であることを知らせること)を無効と判断したのに続き、今回の予備判定まで出たため、アップルが三星(サムスン)電子やモトローラなどと繰り広げている訴訟戦略に支障をきたすものと見られる。

9日、海外メディアによると、米特許庁は3日(現地時間)、タッチスクリーンを操作する際、指の動作を認識する技術(ヒューリティックスを利用したタッチスクリーン機器、方式、グラフィックユーザーインターフェイス)に関するアップルの特許は無効だと、予備判定を下した。米特許庁は、同特許は従来のほかの技術に比べて新しいとか、保護を受ける価値は大きいとは看做せないとして、このような判定を下したという。今年8月、アップルの敗訴判決を下した国内裁判所も、同様の理由でアップルの特許を認めなかった。

三星電子は、アップルによる控訴の手続きが残っており、米特許庁の相次ぐ無効判定が、現在進められているカリフォルニア州サンホセ連邦北部地方裁判所の判決などに直接影響を及ぼすことは難しいだろうと見ている。しかし、損害賠償額を減らしたり、輸入禁止措置を食い止めることに役立ち、これから行われる控訴審で有利な局面を迎えるだろうと期待している。



nex@donga.com