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障害を持つ子どもたちの尊い寄付

Posted December. 05, 2012 08:51,   

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「私たちより恵まれていない隣人を助けたいです」

11月29日、京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)華城行宮(ファソン・ヘングン)広場で行われた京畿社会福祉募金共同会(愛の実=団体の名)主催の「希望2013、ナヌム(分け合いという意)キャンペーン」発足式では意味深い小さい寄付が続いた。

京畿水原のコセク中学校特殊学級に通う知的障害を持つ中学生6人が、自分よりさらに恵まれていない隣人を助けたいとしてこれまで集めたお金を寄付したこと。チョン・ユギョン(14、1年)、ユン・ヒョンス(14、1年)、キム・ヒョンギュ(14、1年)、キム・ジュヨン(15、2年)、キム・ソンウォン(16、3年)、チョン・ヨンホ(16、3年)ちゃんはこれまでビーズ工芸や石鹸工芸で作った物を売った31万5000ウォンを同日寄託した。手を取り合って舞台に上がった生徒らに大きな拍手が送られた。

コセク中学校特殊学級は知的障害、聴覚障害を持つ生徒7人が授業を受けている。1〜3時限の授業は一般の生徒と一緒に受け、4〜6時限は特殊教師の指導の下で、別途の職業訓練と一般授業を受ける。職業訓練は、月曜日と水曜日の2時間ずつ毎週2回、各種工芸品を作る過程だ。玉で首飾りや腕輪などを作るビーズ工芸や紙で植木鉢、ヘアピン、ポロロ帽子などを作る紙工芸、天然石鹸、伝統結びなどを習う。一般の生徒より言葉や行動が遅い彼らが普段小さい作品1点を作るには、先生の助けをかりて2時間はかかる。友だちに人気があるポロロ帽子や結びなどは、さらに手間がかかる。生徒らが同日寄付したお金は、今年の1学期中に精を出して作った工芸品150点から得られた収益である。それらは、7月12日、校内のサークル発表会の時、教職員や父兄、友だちに1個あたり1000〜5000ウォンをもらって販売して得られた全額だった。

この生徒らの寄付は今度が初めてではない。生徒を指導するキム・ウンヒ教師(女、45)は、10年から生徒らに奉仕の喜びについて教えている。奉仕や寄付は必ずお金持ちだけがすることではないということ。キム教師は、生徒らと「金額が少なくても直接稼いだお金を寄付しよう」と意見を集め、以後、工芸品の収益金を地域の障害者団体や「愛の実」に寄託した。生徒らはこれまで陰で寄付をしたが、今度は初めて行事に参加した。キム教師は、「子どもたちが普段人の前に立つのをためらっているが、今度は勇気を出してもらった」とし、「寄付そのものも大切だが、そのような行事でたくさんの人と喜びを分かち合い、励ましてもらうことも大切なことだ思った」と話した。

結びが得意なユン・ヒョンスちゃんは、「ちょっと緊張しましたが、本当に気分が良かった」と話し、チョン・ヨンホちゃんは、「飢えているアフリカの友だちに食べ物も与え、木も植えてあげ、家も建ててあげたい」と話した。

チョンちゃんの友だちでチョンちゃんを隣で助けているキム・ファンヒョンちゃん(16)も「我々にもできないことを友だちがやっているのを見て恥ずかしくなったが、誇らしかった」と話した。

生徒らは2学期に作った作品を集めて、21日開かれる学校のサークル発表会で販売し、収益金を寄付する計画だ。



bibulus@donga.com