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米国、北朝鮮ミサイル発射宣言4日前に特殊偵察機を沖縄に配備

米国、北朝鮮ミサイル発射宣言4日前に特殊偵察機を沖縄に配備

Posted December. 03, 2012 08:58,   

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米国は、北朝鮮が1日ロケット打ち上げを宣言する前まで特殊偵察機を前進配備するなど、早期対応に着手したことが分かった。

シン・インギュン自主国防ネットワーク代表は2日、「普段米ネブラスカに駐屯する米空軍特殊偵察機RC−135Sが先月27日、日本沖縄基地へ前進配備された」とし、「米国は北朝鮮の打ち上げ日程を事前に知っていた可能性が高い」と話した。

「コブラボール」と呼ばれるRC−135Sは、弾道ミサイルの追跡が主要任務だ。この偵察機は、4月、北朝鮮のロケット発射直前にも沖縄に配備されたことがある。シン代表は、「運航速度が遅いRC−135Sの特性から、少なくても1、2日前から米国で出動準備をしたものと見られる」とし、「複数の駐日基地の中で沖縄に着陸したのは、明らかに北朝鮮のロケット発射を狙ったもの」と話した。

米国は8月、ホワイトハウスの官僚を極秘裏に訪朝させて北朝鮮と協議した経緯がある。当時、米国は北朝鮮に11月の大統領選まで挑発自制を要請し、バラック・オバマ2期政府で前向きな米朝関係が構築されることを説明したという。しかし、2期政府が発足する前に北朝鮮がロケット打ち上げ準備を露出して働きかけると、米国は先制的な対応をすることに方針を決めた模様だ。米国は11月初め、衛星情報を韓国と日本に提供して共同対応してきた。

一方、北朝鮮が4月のロケット発射時のように外信記者を招待して発射場を公開するか注目される。当時、北朝鮮は打ち上げ一週間前の4月6日、外信記者約50人を招待して東倉里(トンチャンリ)ミサイル基地の発射台まで公開した。しかし、北朝鮮はいざロケットが打ち上げられた13日には現場への接近を禁じて非難を浴びた。

政府当局者は、「当時、ロケット打ち上げを金正恩(キム・ジョンウン)体制発足の初事業として大々的に広報しようとしたところ、恥をかいた経験があるため、今度は北朝鮮が外信を呼ばない可能性もある」と話した。



shcho@donga.com