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夜間でも1キロ先の敵を監視、韓国電子通信研が3次元レーザー開発

夜間でも1キロ先の敵を監視、韓国電子通信研が3次元レーザー開発

Posted November. 29, 2012 09:54,   

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レーザー光線を利用して遠距離の敵軍の様子を鮮明に見ることができる「レーザー映像システム」を国内の技術陣が開発した。韓国電子通信研究所(ETRI)は28日、米国とイスラエルなど軍事先進国だけが保有する「リアルタイム3次元統合レーザーレーダー映像システム」の開発に成功したことを明らかにした。軍事用に使用される技術なので、技術の移転や製品の輸出が制限され、これまで核心部品だけ輸入したが、今回の技術開発で関連装備の完全国産化が早まるものとみられる。

ETRIは、レーザー映像センサー技術を独自開発したのに続き、既存の輸入装備より4倍以上映像が鮮明な装備も開発した。今回開発された装備は、レーザー光線を発射して戻ってくる時間を計算し、天気や周囲の明るさに関係なく最大1キロメートルの敵を観測できる。

軍事用に追加開発を進める場合、戦車や航空機、ヘリコプターなどに装着して、誘導兵器の追跡装置として使用することも可能と見られる。これは、現在使用されている赤外線センサーを利用した「熱追跡」方式よりも性能がいい。また、今回開発された技術は、軍事用だけでなく無人自動車や各種産業用ロボットの視覚装置など、産業的にも応用が可能だ。

このためETRIは、国内企業に技術を移転し、用途が多様な「国産レーザー映像装備」の商用化を推進する計画だ。特に今回開発した装備は、様々な高価な部品を合わせた「固定型統合探知(STUD)」方式を使用したため、外国産装備の半額で生産が可能だ。

クォン・ヨンファンETRIモジュール応用技術チーム長は、「今回開発したシステムは、映像解析プログラムだけ追加すれば、軍事用だけでなく未来型無人自動車やロボットの映像センサーにも使える高付加価値の先端技術だ」と説明した。



enhanced@donga.com