歌手のＰＳＹ（サイ）、少女時代、２ＮＥ１の共通点は？みんな名前かグループ名が商標で出願された芸能人という点だ。最近、「江南（カンナム）スタイル」で世界の音楽市場を席巻したサイをはじめ、世界中で韓流ブームを巻き起こしている芸能人が自分のイメージを保護し、自分の名前を掲げて新しい事業を展開するために、名前を商標で出願するケースが増えている。
２７日、特許庁によると、アルバムや芸能人関連商標出願は１０年に入って急激に増加した。０５年から０９年までは年平均２４００件ぐらいを維持していた商標出願件数は韓流ブームが本格化した１０年３３２８件、昨年は４８２５件へ増えた。今年は先月まで４１８５件が出願され、この傾向が続いたら、年末まで５３００件に達すると予想される。
芸能人商標出願は多数のアイドルスターを抱えている芸能企画会社が主導している。少女時代、ボア、スーパージュニアなどが所属されているＳＭエンターテインメントが９１９個で最も多く出願し、ワンダーガールズや２ＰＭが所属されているＪＹＰエンターテインメントが１４５件、２ＮＥ１やビックバーンが所属されているＹＧエンターテインメントが６０件を出願した。
大手芸能企画会社が商標を出願する分野は、アルバムや芸能業だけでなく、化粧品、衣類、文具用品、食品など多岐に渡っている。たとえば、「サイ弁当」「少女時代化粧品」など芸能人の名前と特定商品およびサービス業を一緒に出願するのだ。芸能人関連商品が登場可能な分野を先取りして進出する事業範囲を広げる一方、他の人や機関が所属芸能人の名前を無断で活用する事を防ぐためだ。
特許庁商標デザイン審査局のチョン・ヘヨン事務官は、「最近、ドラマや映画、アルバムから端を発した韓流ブームが韓国商品購買ブームにつながり、多様な分野にわたって芸能人の商標出願が増えている」と説明した。
外国に国際商標で出願するケースもある。ＪＹＰは０８年に歌手「ビ」の商標を米国、英国、中国、日本、豪州、シンガポールにそれぞれ出願申請した。ハングルの名前だけでなく、英語（Ｒａｉｎ）や漢字（雨）、日本語（ビ）など各国の言葉で出願したのだ。ＹＧも昨年、「２ＮＥ１」を欧州、日本、オーストラリア、シンガポール、ベトナムに出願して審査を受けている。
jhk85@donga.com
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