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日本で「江南スタイル」があまり知られていない理由は?

日本で「江南スタイル」があまり知られていない理由は?

Posted November. 22, 2012 08:27,   

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世界的に爆発的な人気を博しているPSY(サイ、本名パク・ジェサン、35、写真)の「江南(カンナム)スタイル」が日本ではぱっとしない理由は何だろうか。朝日新聞は21日、オピニオンに江南スタイルの世界的な人気を紹介した上、これといった反応を示さない日本の背景について専門家3人の意見を載せた。

「少女時代と日本の音楽生態系」という本を書いた三浦文夫関西大学教授は、「日本の音楽産業はとても閉鎖的な構造だ。ガラパゴス諸島に似ている。日本市場が大きいため、海外を狙うよりは国内ファンを重視する。それが確実に収益が上げられる」と話した。実際、日本市場の8割は日本の歌手が占めている。海外の歌手が日本市場で注目を受けるのは難しいという意味だ。

もちろん、少女時代、カラなどは日本でも大きな人気を得ている。三浦教授は、「江南スタイルは典型的なKポップ(韓国大衆歌謡)の華やかさも、全く新しい特徴も持っていない」と分析した。また、「日本ではカラオケで歌えてこそヒット曲になれる。日本語の歌詞があるかどうかがポイントだ」と付け加えた。

米ABC放送のPDで1983年に日本へ渡ったデヴィッド・スペクターさんは、「米国では歌手の所属プロダクションの影響力とは関係なく、ラジオ放送局のDJが気に入ったら音楽を流すが、日本では所属プロダクションの力が必要だ」と語り、ラジオ放送で江南スタイルがあまり紹介されない理由について説明した。さらに、「日本人は猫、犬、赤ちゃんなど『かわいい』ものが好きだからかも知れない」と付け加えた。

日本で「ポンチャックの帝王」として知られる李博士(イ・バクサ)は、「サイの音楽は米黒人音楽のヒップホップに似ている。そのような側面で米国では新鮮だっただろうが、日本ではそうでない。また、韓国と日本の政治的緊張が歌手の日本進出に『カントリー・リスク』になっているとしたら、とても残念だ」と語り、政治的理由がサイの人気の妨げになっているかも知れないと分析した。



lovesong@donga.com