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セヌリ党議員が失言、「洪魚」は禁句

Posted November. 10, 2012 08:22,   

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与党セヌリ党の中央選挙対策委員会共同議長の金台鎬(キム・テホ)議員が9日、野党民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)候補と安哲秀(アン・チョルス)無所属候補の一本化の動きを批判し、「洪魚(ホンオ=ガンギエイ)××」という露骨な発言をし、論議が起きている。セヌリ党と金議員は謝罪したが、民主党は、「97年と02年の大統領選挙で一本化で敗れたことによる『外傷性ストレス障害(PTSD)』だ」と非難した。

金議員は、選対委会議で「大統領選挙が数日しか残っていない状況下で一本化をするのは、国民を惑わす」とし、「国民を『洪魚××』程度に考える詐欺は止めなければならない」と発言した。「洪魚××」は、「不必要なこと」「くみしやすいこと」などの意味で使われる。徐秉洙(ソ・ビョンス)セヌリ党選挙対策本部長は、その場で「不適切な発言だ。表現に誤りがあった」と指摘し、金議員も「怒りのあまり表現が行き過ぎた」と謝罪した。パク・ソンギュ選対委報道担当は、記者会見で、「不適切な表現に対して丁重に謝罪する」と述べた。

セヌリ党が急いで謝罪したのは、洪魚が全羅道(チョルラド)を象徴する面があるためだ。政界もそうだ。金大中(キム・デジュン)大統領の時代から民主党は党の行事の度に洪魚を出した。民主党で洪魚はアイデンティティを代弁する「ソウルフード」というわけだ。2005年2月、朴槿恵(パク・クンヘ)ハンナラ党代表(当時)は、民主党の韓和甲(ハン・ファガプ)代表に2匹の洪魚を就任祝いに贈ったことがある。先月11日、文候補陣営の記者室入房式には「慶尚道(キョンサンド)と全羅道の和合」を強調する意味で、黒山島(フクサンド)の洪魚と浦項(ポハン)とナマズが並んで登場した。

文候補陣営のチン・ソンジュン報道担当は、「一本化におびえるセヌリ党がメンタル面で動揺し、集団ヒステリー症状を見せている」とし、「洪魚でマッコリでも一杯飲まなければならない」と皮肉った。



jin0619@donga.com