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金星煥外交部長官がアサヒビールを飲まない理由は?

金星煥外交部長官がアサヒビールを飲まない理由は?

Posted November. 05, 2012 09:09,   

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「このビールは飲みません。他のものでお願いします」

金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官は最近、外部の関係者らとの食事の場で、日本のアサヒビールが出ると、従業員を呼んでこのように頼む。金長官は晩餐の場でワインやビールを軽く飲むタイプだ。そのような金長官が国内で人気の高いアサヒビールを断ると、参加者らは首をかしげる。

すると、金長官は「アサヒビールの会社が日本の右翼団体を支援していると知られているだけに、その商品の利用を自制しようとしている」と説明する。アサヒビールは、「新しい歴史教科書をつくる会」のように歪曲歴史教科書を作る右翼団体を支援する主要企業の一つに挙げられる。このため中国でも激しいボイコットキャンペーンの対象になってきた。

金長官だけでなく、外交通商部(外交部)のほかの幹部らも最近、同社ビールを飲んでいない。独島(トクト)と過去の歴史問題をめぐって日本と外交戦争を展開してきた外交官らが間接的でもそのような日本の右翼団体を支援してはいけないという共通した認識が自然と生まれた結果だ。

大学生の間では既にアサヒビールだけでなく、マイルドセブン、ニコン、ユニクロなど右翼団体を支援すると知られた他の日本企業の商品に対するボイコットキャンペーンも展開されている。「アサヒビールは独島の涙で、マイルドセブンのタバコの煙は独島のため息だ」といった文言も登場した。

最近グーグルとアップルが独島と竹島を併記する方針を発表すると、これらの製品を使うのを止めるよう呼びかける話もネットで広がっている。ただ、グーグルやアップルは日本企業でない上、アイフォンやアイパッドなどの人気が高いため不買運動が爆発的な反応を引き出せずにいる雰囲気だ。

日本の右翼団体は不安定な国内政治状況につけこんで最近さらに声を高めている。これら団体は、日本軍慰安婦被害女性を「売春婦」と呼んだり、日本に駐在する韓国人に「韓国へ帰れ」と激しいデモを行ったりもした。最近、米国で相次いで発生した「慰安婦記念碑杭テロ事件」も日本右翼によるものであることが確認された。



lightee@donga.com