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胡錦濤主席の最側近が軍要職に、胡主席の軍への影響力増大か

胡錦濤主席の最側近が軍要職に、胡主席の軍への影響力増大か

Posted October. 30, 2012 07:42,   

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胡錦濤中国国家主席の長年の随行秘書が中国軍の最高指揮機関である中央軍事委員会弁公庁の責任者に任命される見通しだと、香港マスコミが29日報道した。胡主席が来月に開催される第18回党大会以降も中央軍事委委員会主席を維持するだろうという観測が強まっている。

29日付の明報は、陳世炬・総書記弁公室主任及び国家主席弁公室主任(45)が、中央軍事委弁公庁主任に任命される見通しだと、中国軍事サイトを引用して報じた。中央軍事委弁公庁は、中央軍事委会議をはじめ日常業務を全てつかさどる機関で、主任は最高責任者だ。最側近が軍部要職に起用されれば、軍部に対する胡主席の影響力が増大するものと見られる。

貴州省出身の陳主任は、1985年、胡主席が貴州書記赴任時に抜擢されて以来随行秘書を務めている。秘書に抜擢されたとき、陳氏は貴州大学中文科を卒業して母校に残っていた20代の青年だった。静かに振舞ってきた陳主任については知られた事があまりない。

総書記の最側近が就く総書記弁公室主任が中央軍事委弁公室庁主任になったのは、10年前の02年の秋の第16回党大会でもあった。当時、江沢民元国家主席は総書記職から退いたが、中央軍事委主席をさらに2年維持した。賈延安・総書記弁公室主任は03年12月、中央軍事委弁公庁主任になった。賈主任は現在総政治部副主任で、昨年に上将(中国軍の最高階級)へ昇進した。



mungchii@donga.com