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「先進国の半分」の医師と看護婦数、規制緩和で11万の雇用期待

「先進国の半分」の医師と看護婦数、規制緩和で11万の雇用期待

Posted October. 09, 2012 08:52,   

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世界各国が青年雇用の創出に生き残りをかけている中で、韓国にも保健・医療部門だけで11万、公共サービス部門には9万4000の「隠された仕事」(hidden job)があることが分かった。本紙の青年ドリームセンターとモニターグループが最近まとめた「青年雇用創出競争力報告書」は、経済協力開発機関(OECD)の主要20カ国の人口や勤労者数、所得水準などを考慮して産業構造を分析した結果このような結果が出たと、8日発表した。

「隠された」という意味は、巨大な財政投資を行わなくても相対的に簡単に作り出せる仕事が規制や後進的な産業構造のために労働市場に供給されていないという意味だ。

例えば、韓国は人口1000人当たりの医師が1.86人で、ドイツ(3.56人)、英国(2.61人)、米国(2.43人)に比べてずっと少ない。看護婦は4.36人で、ドイツ(10.68人)、日本(9.54人)、英国(9.52人)の半分にも及ばない。医師や看護婦になろうとする若者は仕事がないため不満を感じ、患者や患者家族は看護婦が足りないのが不満という矛盾した状況だ。一番簡単にこのような問題を解決する手は、医療サービス産業に進出して利益を上げようとする企業に道を開き、投資や雇用、サービスの供給まで任せる方法だ。しかし、このような投資開放型医療法人(営利病院)の設立問題は、「医療民営化」の議論に封じ込められ数年間進展がない。

モニターグループは、「保健・医療産業の規制緩和を通じて、良質な青年を雇用する『医師補助スタッフ』を創出できる」と分析した。医師の監督の下で、手術補助か身体診察、簡単な治療に当たるこの仕事は、米国の場合、昨年8万3000人が平均年俸9万ドル(約9990万ウォン)をもらえる良質の仕事だが、韓国では見られない代表的な「ヒドゥン・ジョブ」だ。



tesomiom@donga.com