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「アップル訴訟陪審団長は失格」 三星が米裁判所に評決破棄を要請

「アップル訴訟陪審団長は失格」 三星が米裁判所に評決破棄を要請

Posted October. 04, 2012 09:26,   

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三星(サムスン)電子は、アップルとの特許訴訟の陪審団を率いたベルビン・ホーガン陪審団長が経歴の一部を漏らして届け出たことは問題だと主張し、米カリフォルニア州・サンホセ連邦北部地方裁判所に対し、陪審団評決の破棄を要請した。

三星電子は、「ホーガン陪審団長は1993年、自分の元職場であるシーゲートと法的訴訟を繰り広げたことがあり、これに関連して個人破産を申請した事実を予備尋問宣誓に明らかにしなかった」とした上で、このように要求したと、2日(現地時間)、米ブルームバーグ通信が配信した。

ハードディスク(HDD)専門メーカー・シーゲートは昨年、三星電子のHDD部門を買収した。三星側はこれを根拠に、ホーガン陪審団長は、「三星に偏見を持っているはずだ」と主張した。三星は、当時、ホーガンに勝ったシーゲート側の弁護士は現在、三星の弁護を引き受けている会社で働いている弁護士と結婚していることも指摘した。

ホーガン陪審団長は、ブルームバーグのインタビューで「裁判所の規定によれば、予備陪審員はこの10年間、現在の訴訟と関係のある訴訟に関係したことがあるかどうかを明らかにしなければならない。1993年、シーゲートとの訴訟は、このカテゴリーには入っておらず、明らかにしなかっただけだ」と反論した。ホーガン陪審団長が率いた陪審団は8月、満場一致で、三星がアップルの7件の特許のうち6件を侵害しており、アップルに対し、計10億5000万ドルを賠償するべきだという評決を下した。

一方、米アプリケーション分析会社・ローカリティクスは同日、アップルとの訴訟のおかげで、三星電子のスマートフォン「ギャラクシーS3」の販売台数が伸びたと発表した。ギャラクシーS3の販売台数は、米裁判所が陪審員審理を開始した8月1日から、毎週平均9%ずつ成長し、アップルが、アイフォン5を発売した先月12日が含まれた週でも、大幅に伸びた。ローカルティクスは、「今回の訴訟で、一般の人たちは三星のスマートフォンがアップルのアイフォンに取って代わり得る商品であることを認識するようになった」と分析した。



jaj@donga.com