Go to contents

支持率上昇のオバマ氏、ウォール街富豪が続々と巨額寄付

支持率上昇のオバマ氏、ウォール街富豪が続々と巨額寄付

Posted September. 29, 2012 07:30,   

한국어

27日、米国の大型医療保険会社のマルチ・プランの設立者、ドナルド・ルビン会長のニューヨーク・マンハッタンのマンション。民主党を支持するウォールストリート金融界のセレブ約20人を相手に、民主党の非公開プレゼンテーションが行われた。民主党のスーパー政治行動委員会(スーパーパック)団体が共同開催したイベントの進行役はビル・クリントン元大統領。今月初め、民主党党大会でバラック・オバマ大統領(写真)への支持演説で人気を博した同氏は、共和党のミット・ロムニー大統領選候補を攻撃するテレビコマーシャルを流すために、巨額の寄付者に助けを要請した。出席者らは25万〜100万ドル(約2億7800万〜11億1200万ウォン)を寄付することにした。

オバマ大統領が最近、ロムニー候補との支持率格差を広げたことを受け、これまで存在感が薄かった民主党スーパーパックも活気を帯び始めた。億万長者の投資者、ジョージ・ソロソは同日、オバマ支持スーパーパック「米国のための最優先行動」に100万ドルを寄付した。大型ヘッジファンド会社のユクリアン・キャピタルのジェームズ・シモンズ会長、人権運動財団アーカスのジェームズ・ストライカ会長らはそれぞれ200万ドルをこのスーパーパックに寄付した。ニューヨーク・タイムズは、オバマ支持スーパーパックに10万ドル以上を寄付した高額寄付者は9月だけで約20人だと、27日報道した。

支持者から無制限で政治資金を集められる外郭組織のスーパーパックは、今年、米国の大統領選の方向を決定付ける主要変数だ。巨額寄付者が多い共和党スーパーパックに圧倒されていた民主党スーパーパックはこれまでこれといった活動を見せてくれなかった。

反転の契機は民主党党大会。オバマ支持率が上昇傾向を示し、ロムニーが相次ぐ失言で危機に陥ってからだ。総募金額実績では7400万ドルの民主党スーパーパックが3億ドルを突破した共和党スーパーパックにまだ大きくリードされている。しかし、9月の募金実績だけを見ると、民主党スーパーパックが共和党スーパーパックをリードする可能性が高いとニューヨーク・タイムズは予想した。

芸能人、労組団体などが主導した民主党スーパーパック寄付者がここ1〜2ヵ月で、資金動員力が高い金融界、法曹界の関係者やロビイストに移動する質的な変化があった。教師労組のストで足が止められていたラーム・エマニュエル・シカゴ市長が募金に乗り出したら、実績はさらに良くなる見通しだ。

一部では民主党スーパーパックに集められるお金がオバマ陣営に「両刃の剣」になると指摘した。オバマは自分のキャンペーンが小額の「草の根」寄付者の主導で進められたと強調したが、スーパーパックを通じた巨額の寄付が増えるにつれ、このような主張が説得力を失うようになったと、ロサンゼルスタイムズが27日伝えた。



mickey@donga.com