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文在寅候補「朴正熙墓地、与党が心から反省すれば参拝」

文在寅候補「朴正熙墓地、与党が心から反省すれば参拝」

Posted September. 19, 2012 05:16,   

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野党民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)大統領候補は18日、「軍部独裁権威主義体制を通じて国民に多くの苦痛を与え、人権を蹂躙した政治勢力が過去に対して心から反省をすれば、私が最初に朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の墓地を参拝する」と述べた。

文候補は同日、慶尚北道星州郡(キョンサンプクト・ソンジュグン)星州邑の水害地域復旧現場を訪れ、記者団に対して、「過去の軍部独裁権力を支えた共和党、民正党が名前をかえてセヌリ党になったのではないか」とし、このように明らかにした。

17日に国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)を訪れ、朴元大統領の墓地を参拝しなかった文候補に対して、「50%の行動」と追及した与党セヌリ党の批判を受けての発言だ。また文候補は、「被害者が忘れるからといって、それは反省にはならない。心からの反省があってこそ、統合が実現する」とし、セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領選候補の国民大統合の行動を批判した。また、「形式的ではなく快く朴元大統領の墓地を参拝する時が一日も早く来ることを願う」と述べた。

文候補の発言は、最近朴候補が人民革命党事件と関連して謝罪の意向を明らかにしたことに対して、「心からの反省ではないので認めることはできない」という考えを明確にしたものだ。また、今後、過去と関連して朴候補を集中的に攻撃する予告とみえる。

文候補は、17日に顕忠院を2人の側近だけ同行させて「静か」に参拝したことについて、18日にツイッターに「私が政治家でなかった時に政治で見たくないと思った姿のまねをしないことが、最初にすべきことだと考える」とし、「顕忠院参拝の際、黒い服と黒いネクタイ姿で数十人を引き連れて参拝する姿は滑稽だった」とつぶやいた。従来の権威主義的政治文化と差別化するという意味で、維新時代の政治から自由でない朴候補を批判したのだ。

文候補は同日、被災現場で登山用のズボンと長靴、シャツ姿で商店をまわり、復旧作業に参加した。文候補を見るために住民数十人が集まった。

金恒坤(キム・ハンゴン)星州郡長は文候補に、「星州郡全体がこのように水に浸かったのは初めてだ。特別被災地区を宣言してほしい」と訴えた。道で会った50代の女性が、「冷蔵庫も水に浮いていた。電化製品が水に濡れて何もできない」と嘆くと、文候補は「秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の前で大変です」と慰めた。文候補は、地域住民と共に皿洗いをし、濡れた床を取りはずして外に出すなど、1時間30分汗を流した。

文候補は、被災現場をまわった後、「(星州郡が)初めて体験する被害だという。排水ポンプ場があるのに十分に稼動せず、ポンプ場まで水に浸った」とし、「水が逆流したというが、逆流の現象が4大河川事業によるものか調べる必要がある」と述べた。4大河川事業を主導した李明博(イ・ミョンバク)政府を批判したのだ。

復旧作業を終えた後、土砂崩れで死亡したイさん(49・女)の葬儀室を訪れ、遺族を慰めた。文候補は、「土砂崩れは人災だ。釜山(プサン)が土砂崩れが最も多い地域だが、今は対策をしているので事故が起きない。備えれば防ぐことができる」と話した。

星州郡は、朴元大統領の生家がある慶尚北道亀尾(クミ)に近く、文候補の日程に対して、朴候補の票田である大邱(テグ)・慶尚北道の民心をつかむための行動だという見方が提起された。これに対して文候補は、「今回の台風は星州の被害が最も大きい。政治的意味や解釈をする必要はない」と述べた。



irun@donga.com peacechaos@donga.com