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中国全域で反日デモ、拡大する「尖閣爆弾」

中国全域で反日デモ、拡大する「尖閣爆弾」

Posted September. 17, 2012 08:29,   

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尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる中国と日本の領有権争いで、15、16日、中国全域で反日デモが起こり、一部では暴徒と化した。特に、中国人が日本に国権を強奪された日と考える満州事変勃発記念日の18日、中国漁船が大挙して尖閣諸島の海域に進入する予定であり、両国が衝突する憂慮も高まっている。

日本のメディアによると、日本政府の尖閣諸島国有化が発表されて6日目の16日、北京や上海、広州など中国約50都市で数万人が参加した反日デモが行われた。15日には、57都市で行われたデモに約8万人が参加した。これは、日中国交正常化40年以来の最大の規模だと、日本メディアが伝えた。

青島など一部の都市では、日本企業や商店がデモ隊の襲撃を受け、火をつけられたり略奪された。北京の日本大使館の前では、デモ隊の一部が大使館に進入しようとして警察隊と衝突した。日本政府は暴力事態を受け、中国政府に「非常に遺憾」を伝えて抗議し、在中日本人の安全のための措置を求めた。

しかし中国は、日本の尖閣諸島国有化に対する攻勢を強めている。早ければ17日午後、遅くとも18日から、尖閣諸島の海域で中国漁船約1000隻が操業に入るものと予想される。中国のメディアは、休漁期間が終了する16日正午から同海域に漁船が進入する予定だったが、台風16号の影響で延期されたと伝えた。

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、中国が提出した尖閣諸島関連の領海図と領海基線の座標を確認したが、「この問題に対して特定の立場を取らない」という見解を明らかにしたと、国連報道官が14日、伝えた。同報道官は、「事務総長の役割は偏向をできるだけ避け、受け取った情報を取り扱うことに限定されている」と述べた。

日本の野田佳彦首相は、今月下旬に米ニューヨークで開かれる国連総会の演説で、独島(ドクト、日本名・竹島)と尖閣諸島をめぐる領土問題に対する「法の支配」を強調する方針だと、日本のメディアが伝えた。野田首相は演説で、独島と尖閣という固有名詞は直接言及しないとみえるが、国家首班が国連総会の演説で領土問題を言及することは異例だと、日本メディアが伝えた。



mungchii@donga.com bae2150@donga.com