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業務実績表の横に瞑想時間表、「ヒーリング」が企業福祉の合言葉

業務実績表の横に瞑想時間表、「ヒーリング」が企業福祉の合言葉

Posted September. 15, 2012 08:29,   

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企業が役職員の精神健康に本格的な関心を持ち始めた。激しい競争と景気低迷によるストレスで一部社員の精神が疲弊化してから、業務に集中できなくなり生産性の低下につながりかねないという危機感が強まっているからだ。かつては身体の健康のために我先にとフィットネスセンターを作っていた企業が、今は心を癒すためのヒーリングセンターの運営に乗り出した。

三星(サムスン)経済研究所のイェ・ジウン首席研究員は、「最近グローバル企業は業務への集中度を生産性の重要な要素と見て、次々と瞑想プログラムなどを運営している」とし、「韓国は離婚、うつ症など客観的な指標上、社会的ストレスが高く、企業も投資だと思って社員のストレス管理に取り組んでいる」と話した。

●ジムからヒーリングセンターに

「家庭内問題など個人問題39.6%、勤務環境33.6%、職務11.9%、人間関係9.5%」

ロッテデパートの社員福祉チームは、昨年1月から今年6月まで自社の苦情相談所である「分け合いの場」の寄せられた相談例の類型をみて驚いた。もともと職務や勤務環境、処遇への不満を打ち明ける所として作ったのだが、意外と家庭内問題や異性関係、人間関係への恐怖など個人的な問題で苦しんでいる社員が多かった。これを受け、ロッテは1日、ソウル本店と蚕室(チャムシル)店など全国の32店舗に「ヒーリングセンター」を開設した。カラーセラピー、自家憂鬱テスト、怒り指数診断、ストレス脆弱性検査の7項目にわたった心理検査も用意した。

三星電子は、2000年代半ばに開設した「ライフコーチングセンター」を持続的に拡大し、現在7事業所に13のセンターを運営している。心理相談士や精神科専門医が常駐してオンライン相談も行っている。三星電子は今年から健康診断プログラムに精神科検診項目を含ませることにした。

ベンチャー企業のネオウィズゲームズは8日から心理専門相談プログラムである「幸福愛」サービスを開始した。徹底した機密保持を保障するため、京畿道城南市盆唐(キョンギド・ソンナムシ・プンダン)とソウルにある外部の相談センターと連携して年間最大で6回まで会社が支援する。企業にストレス管理法を紹介しているストレス管理研究所のパク・ウンギュ講師は、「昨年より講演回数が5倍増えた。ストレス疾病であることを企業が認識し始めたのだ」と話した。

●独自プログラム開発にも積極的

ユニークな独自のプログラムを開発している企業も多い。グーグル社員たちのための瞑想プログラムである「自分の内面を検索せよ(Search Inside Yourself)」という本で出版するほど専門性を認められている。

国内でも江北(カンブク)三星病院がオンラインのヒーリングプログラムである「ヒーリングカフェ(仮称)」をオープンし、三星グループの系列企業に優先的に導入することを検討している。動画による教育を受けて心理状態について自家診断を行った後、異常が発見されれば専門的な相談が受けられるプログラムだ。

現代(ヒョンデ)デパートは今年7月、社員から申請を受けて「ストレス管理のためのヒーリングキャンプ」と実施した。瞑想とヨガなどのプログラムが組まれたヒーリングキャンプは、社員たちが提案した131件のアイデアの中から人気投票を通じて1位になったプログラムだ。狎鷗亭洞(アックジョンドン)店は不況のためストレスを受けている社員たちのために「江南(カンナム)スタイル」プログラムを設けた。20代の新入社員から50代の幹部まで、江南スタイルの「馬ダンス」を習いながらストレスを解消しようという趣旨だ。



kimhs@donga.com jjy2011@donga.com