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[社説]「国が妻を殺した」 大統領は庶民の怒りを聞いているか
SEPTEMBER 14, 2012 05:53  

ソウル市広津区中谷洞(クァンジング・チュンゴットン)の40代主婦が、ソ・ジンファンに命を奪われて3週が過ぎた。被害者の夫のパク・グィソプさんはこの頃、眠りに付いて子供たちを後にして仕事に出ている。そこまでしないと子供たちと食べていくのが厳しいからだ。妻が殺害される13日前にも犯人のソ・ジンファンが電子足環を装着したまま性犯罪を犯したことが、後になって判明するとパクさんは悔しくて仕方がなかった。パクさんは一昨日、チャンネルAの「ニュースA」のインタビューに応じ、「ぶるぶる震えました。あまりにも悔しすぎて…。ああいうことが一つ二つ分かってくる度に、(国が)本当にいい加減すぎると感じましたね。こんなことあって良いのでしょうか…」と話した。「いい加減な国、いい加減な政府、いい加減な公権力」が結局は妻を死なせたという嘆きに聞こえる。李明博(イ・ミョンバク)大統領自身から耳を傾けなければならない怒りと絶叫である。

警察は管轄区域を振りかざし、電子足環を管理する保護観察所は性犯罪が起きたことさえ知っていなかった。パクさんは、「(国家機関同士が)持ち場を取られるのを恐れて連携もせず、何も機能していないこんなシステムの中で、どうやって善良な市民を保護するというのか…」とも話した。「もう、悔しくて…あまりにも悔しいです」と言って吐いた深いため息は、この国の庶民たちの気持ちを代弁している。

「庶民寄り」を謳う政府は、集合住宅の2階に住んでいる庶民のパクさんに何をしてあげたのか。ソ・ジンファンが残酷な手法で命を奪った主婦のことは言うまでもなく、その前の面牧洞(ミョンモクトン)の主婦、コ・ジョンソクに性的暴行を受けた全羅南道羅州市(チョルラナムド・ナジュシ)のAさん(7)、慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)のハン・アルムさん(10)、そしてチョ・ドゥスンに性的暴行を受けたナヨンイ(当時8才)ら被害者たちは、みな庶民の娘か妻たちだった。財力や力で日常の安全を守れる人たちとは違って、この人たちこそ法と制度が、そして政府と警察が守ってあげなければならない、何の力も持たない庶民たちだ。

みすぼらしい家でも、我が家で横になると心が癒され、安心して寝起きできる「生活の安全」が保たれてこそ「温もりがある」と言えるはずだ。庶民に満足できる生活をさせることもできないくせに、「暮らしの温もり」も守ってあげられない政府に、果たして庶民寄りを口にする資格などあるのか。李明博政権初期の2008年3月、安養(アンヤン)小学校のヘジン、イェスルさんの二人の女児が性的暴行を受けて殺害されった事件が起きたとき、本欄は「街角の治安が生活法治のABCだ」という社説を書いた。しかし警察は下町の治安を疎かにしただけでなく、今度はウソの報告も厭わなかった。一昨日、女性家族部が発表した性的暴力対策は、ヘジン・イェスルさん事件発生後の2008年4月に法務部が打ち出した対策の蒸し返した。事件が起きると二番煎じ、三番煎じの対策で適当に世論の批判を交わそうとし、結局は庶民をないがしろにする悲劇が繰り返されている。李大統領、権在珍(クォン・ジェジン)法務部長官、韓相大(ハン・サンデ)検察総長、金基用(キム・ギヨン)警察庁長官に言える言葉が残っているのか。次期大統領を目指す候補らは、パク・グィソプさんの悲しみと怒りに十分共感するのか。彼らが大統領になったところで、凶暴化した世の中を変えることはできるだろうか。

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