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「妻が性的暴行を受けました…やるせない」 夫の涙の告白に30万アクセス

「妻が性的暴行を受けました…やるせない」 夫の涙の告白に30万アクセス

Posted September. 07, 2012 05:55,   

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「この事件で妻との間が不和になったり、家庭が破局しないか心配して下さる方々に、私は妻を愛することを誓います。生活が苦しく、結婚式も挙げることができませんでしたが、がんばって生きていきます」

先月、自宅に押し込まれ、性的暴行を受けた20代の女性の夫A氏が最近インターネットに載せた文章が、多くのネットユーザーの心を打った。A氏の妻は当時妊娠8ヵ月で、3才の息子と昼寝をしていた。

A氏の妻は先月12日午後、自宅からわずか50メートル離れた所に住む前科6犯のB容疑者(31)に性的暴行を受けた。A氏の妻は「妊娠している。どうか助けて下さい」と哀願したが、B容疑者は聞く耳を持たなかった。

A氏はこの書き込みで、愛する妻を守ることができなかったことへの申し訳ない思い、妻が子どもを守るために恥辱に耐えたことへの感謝、そしてどんなことがあっても愛するという覚悟を込めた。

A氏は、先月16日から今月5日までに4度文章を載せ、「4年前から半地下の部屋で結婚式も挙げることができず、子どもと一緒に暮らしています。少しでも早くここから出るために、日曜日もアルバイトをし、毎日夢を描いて暮らす夫婦でした」と綴った。また、「生活が苦しく、まだ結婚式も挙げられず、妻に今年は貯金して結婚式を挙げようと言っていました。その時2人目の子どもをつくろうと話していました。私のように能力のない男と出会って一緒になってくれることだけでも有り難いのに、妻にこのようなことが起ころうとは…。やるせない思いだ」と心情を吐露した。

そして、「妻が隣で眠る子どものために声も上げることができなかった。どれほど恐ろしく、辛かったことか、想像できないほど苦しい」と綴った。また、「3才の子どもがなぜか私から離れない。事件後、一緒に横で寝るようせがみ、起きた時に母親と父親がいないとひどく泣く。事件の影響のような気がして胸が痛い」と書いた。

A氏によると、妻は当時早産の兆しがあったが、現在は慶尚北道(キョンサンプクト)の実家で治療を受けているという。お腹の子は健康だ。

A氏はネットに書き込んだ理由について、「犯人を処罰しても、刑がたった4、5年だという。私たち家族の痛みが小さなきっかけになって、性的暴行被害者がこれ以上生まれないよう法改正がなされることを願います」と書いた。また支援を申し出るネットユーザーに、「口座番号を書けば、今の苦しい暮らしは解決されるでしょう。しかし、金銭的余裕ができると、怠惰になるでしょう。苦しい状況ですが、これは私が勝ち抜かなければならないことです」と書いた。

6日現在、A氏の書き込みへのアクセス数は30万件を超えた。大半がA氏と妻を励ます内容で、政府に性犯罪者に対する厳罰と被害者への補償を求める内容も多かった。



kchwang@donga.com