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日本では三星が勝訴、アップルの特許侵害せず 東京地裁

日本では三星が勝訴、アップルの特許侵害せず 東京地裁

Posted September. 01, 2012 07:30,   

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三星(サムスン)電子が、日本で行われた特許訴訟でアップルに勝利した。

日本東京地方裁判所は31日、アップルがメディアプレイヤーコンテンツやコンピューター情報を同期化する方法に関する特許を三星電子が侵害したとして提訴した特許侵害の事実確認及び1億円(約14億400万ウォン)の損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。アップルが起こした販売差し止め仮処分申請も却下された。

アップルと三星電子とが日本で相互に起こした8件(アップル2件、三星6件)の特許訴訟のうち、判決が出たのは今回が初めて。

今回の訴訟の焦点は、ギャラクシーSなど三星電子のモバイル通信端末をコンピューターに接続して音楽データをダウンロードする際に使う技術がアップルの特許なのかどうかだった。これについて裁判所は、「三星は、アップルの特許を侵害していない」と明らかにした。

アップルは、歌手や曲名などのコンテンツに含まれた3つの情報を利用して、新たに移さなければならないファイルか、それとも元々あったファイルかを判定するが、三星電子はファイル名や大きさだけで区別している。

アップルの関係者らは判決後、取材陣の質問に答えず法廷を後にした。

共同通信は、「米国で勝利したアップルに水を差す格好だ」とし、「(アップルの)日本での販売戦略などに影響を及ぼす可能性がある」と報じた。

今回の判決は、アップルが起こした特許訴訟のうち一部だけを扱ったもので、米国でアップルが起こした特許とは中身が違う。ただ、日本が世界の主要スマートフォン市場の一つであることから、米国で進行中の判決に、間接的な影響を及ぼす可能性もあるという見方も出ている。

三星電子は、「われわれの製品がアップルの特許を侵害していないことを確認した」とし、「モバイル業界の革新に引き続き貢献し、日本市場に最高品質の製品を供給する」とコメントした。



bae2150@donga.com coolj@donga.com