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三星の「革新DNA」で特許訴訟を突破

Posted August. 31, 2012 06:48,   

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グローバル家電メーカー各社の新技術披露の会場となっている「国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)2012」の公式開幕を2日後に控えた29日(現地時間)。ドイツのベルリンは、三星(サムスン)電子やLG電子などの国内企業各社による革新的製品の公開を受け、より一層盛り上がった。

三星電子は、ベルリンのテムフォードルームで「モバイルアンパック」イベントを開き、「ギャラクシーノート2」や「ギャラクシーカメラ」など、スマート機器のラインアップを大量に公開した。当初、ギャラクシーノート2のみ公開するだろうとする予想とは異なって、これまで準備してきた様々なスマート機器を丸ごと持ち込んだ。三星電子は同イベントで、これらの製品がアップルのデザイン特許を避けながら、三星ならではび革新DNAを溶け込ませていると、何度も強調した。

ギャラクシーノート2は、デザインが前作のギャラクシーノートと似ているが、機能面では一層アップルグレードされ、「私の手の中の万能ノート」というコンセプトを充実に実現した。申宗均(シン・ジョンギュン)情報技術モバイル(IM)担当者長は、「我々は世界に存在しなかった新しいカテゴリーを作った。これからはさらに革新的な製品を披露することになるだろう」と主張した。

ギャラクシーノート2の最大の差別ポイントは、ほかならぬ「Sペン」だ。Sペンとは、アップルの機器にはないスタイラスペンであり、画面につけず、近づけるだけで、予め内容を見ることのできる「エアビュー」機能を持っている。ホームページや写真から希望する部分をペンで切り取り、メッセージや電子メールですぐに送ることのできる「イージークリップ」機能も追加された。

前作より0.2インチ大きくなった16対9比率のスーパーアモレード画面を採用し、視野が広まり、600mAh(ミリアンペア)増えた3100mAh容量のバッテリーを使い、使用時間も伸びている。ギャラクシーノート2は10月、世界128国、計260の通信会社を通じて発売する予定だ。

ギャラクシーカメラは、「カメラ事業の一流化」を強調してきた三星電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長の意思を反映させた製品だ。スマートフォンのように、写真をすぐにソーシャルネットワークサービス(SNS)にアップロードさせたり、他人のスマートフォンに送ることもできる。優れた画質の写真を撮ることができ、他人とも簡単に共有したいというニーズを狙った。

三星電子は同日、マイクロソフトの最新運営体制(OS)「ウィンド8」を搭載した機器も公開した。これまで、アンドロイドOSに偏っていたことから脱するための戦略の結果物だ。

LG電子も、IFA開幕を控え、世界最大規模の84インチの超高画質(UD)テレビや大型有機発光ダイオード(OLED)テレビなどの映像家電製品を大量に披露した。「期待と創造を超える(Above And Beyond)」をスローガンに、厚さわずか4ミリの世界最大の55インチOLEDテレビを前面に出している。

東芝やTPビージョン(旧フィリップスのテレビ事業部)などと昨年、「スマートテレビのアライアンス」を立ち上げ、スマートテレビの生態系拡大に乗り出しているLG電子は今年、クワルコムやオビゴなどの半導体やソフトウェア会社までと手を取り合い、影響力拡大に乗り出す計画だ。

LG電子の権喜遠(クォン・ヒウォン)ホームエンターテインメント(HE)事業本部長は、「LG電子のOLEDテレビは、LGディスプレーやテレビの技術力を集約させた結晶体だ」とし、「今年は、OLEDテレビ=LG」のイメージを構築し、ホームエンターテインメント業界を先導する」と主張した。



kyu@donga.com