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三星電子IM担当社長「逆境に屈せず製品革新を続ける」

三星電子IM担当社長「逆境に屈せず製品革新を続ける」

Posted August. 31, 2012 06:48,   

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「いかなる困難にも屈せず、休まず消費者のための革新的製品を紹介していくつもりだ」

三星(サムスン)電子の申宗均(シン・ジョンギュン)情報技術モバイル(IM)担当社長(写真)は29日午後7時(現地時間)、ドイツ・ベルリンのテムフォードルームで行われた「モバイルアンパック」行事で、悲壮な表情で、このように話した。

同行事には、世界各地から記者やブロガー、電子業界の関係者など、計1500人余りが詰め掛けた。新製品の発表も注目を集めたが、最近、アップルとの米特許訴訟1審の陪審団評決で完敗した三星電子が、アップルの特許の壁を乗り越えるために、どのような戦略を駆使するかに、世界の関心が集まった。外国メディア各社は、韓国記者らに対し、「三星が現在の危機をうまく克服できると思うか」と尋ねる場面もあった。

このような空気を意識したかのように、行事の間、三星電子は創造や革新を強調した。「逆境に屈しない」という申社長の発言は、三星に、「コピーキャット(Copy Cat=模倣者)」という汚名を抱かせたアップル向けの宣戦布告に他ならなかった。さらに氏は、「常に客に対し、技術で新しい経験を提供しなければならないという三星の哲学は続くべきだ」と強調した。

申社長はかつて、何度も、「アップルにやられた分だけやりかえす」と主張するなど、強気の発言をぶちまけた。しかしこの日は、慎重な姿勢を見せ、アップルには触れなかった。同行事が終わった後、東亜(トンア)日報の記者と会っても、アップルとの訴訟については触れようとしなかった。三星電子の職員らも、申社長を幾重にも取り巻き、国内外メディアの記者らが近づくのを食い止めた。陪審団の評決やその後の裁判部の判決を意識しているかに見えた。

モバイルアンパック行事は行われたドイツは昨年8月、三星電子「ギャラクシータブ10.1」の欧州内での販売差し止め措置を下したデュッセルドルフ裁判所のあるところだ。同裁判所は、その翌月に開かれた「国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)2011」に展示した「ギャラクシータブ7.7」に対しても、ギャラクシータブ10.1と似ていることを理由に撤退命令を下した経緯がある。

三星電子の関係者は、「モバイルアンパック行事をドイツで開催したのは、ここで開催される『IFA2012』とも関連があるが、昨年の『屈辱』を真っ向から突破し、健在していることを裏付けるという意志も盛り込まれている」と主張した。



kyu@donga.com