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金正恩第1書記「全面的な反攻撃戦命令を全軍に通達」と威嚇

金正恩第1書記「全面的な反攻撃戦命令を全軍に通達」と威嚇

Posted August. 27, 2012 07:11,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が25日、公開演説を通じて「敵が神聖なるわが領土と領海に一点の火花でも散らすのなら、即座にせん滅的な対応打撃を与え、全面的な反攻撃戦を実行するよう、全軍に命令を通達した」と威嚇した。

26日付の労働新聞によると、金第1書記は、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の「先軍革命領導開始」(8月25日)52周年を迎えて開かれた祝賀宴会で演説し、韓米合同軍事演習の乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)を取り上げ、「我々の忍耐心には限界がある」として、このように主張した。金第1書記は、その上で「作戦計画を検討して最終決裁をした」とし、「私の命令を受けた人民軍将兵らは、米国と南朝鮮かいらいの戦争挑発策動にけじめをつけるための最終的な突撃命令を待っている」と話した。

最近、北朝鮮の外務省や人民軍板門店(パンムンジョム)代表などがUFG演習を取り上げ、韓国への威嚇を続けてきたが、金第1書記が公開の演説で直接威嚇したのは異例のことだ。金第1書記が公開演説を行ったのは今回が3度目。

金日成(キム・イルソン)主席生誕100回記念日(4月15日)、朝鮮少年団創立66周年(6月6日)の演説では韓国向けの威嚇発言はなかった。韓国政府当局者は、「UFGは定例の演習だが、今年は在韓国連軍司令部の7ヵ国の要員が参加するなど格を引き上げられ、北朝鮮が一層強い圧迫感を感じているようだ」と話した。

一時、病気説が流れた金敬姫(キム・ギョンヒ)書記(66=金第1書記の叔母)は同日の祝賀宴会に大将階級をつけた軍服姿で出席し健在を誇示した。労働新聞は、金敬姫氏はしゃっきりと背筋を伸ばして座っていて、3〜5センチ高さの靴を履いている写真を掲載した。

この日の宴会が平壌(ピョンヤン)から遠く離れた東部前線一帯で開かれたという報道内容から、金敬姫氏は長距離旅行に耐えられるほどの体力を持っているものと推定された。



shcho@donga.com