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三星がお茶の間で笑った、ソウル地裁がアップルの通信特許侵害判決

三星がお茶の間で笑った、ソウル地裁がアップルの通信特許侵害判決

Posted August. 25, 2012 06:13,   

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韓国の裁判所は、アップルが三星電子の通信標準関連特許2件を侵害したと判決し、アイフォンの一部の製品に対し、国内での販売を中止するよう、24日命じた。特に、三星(サムスン)電子のギャラクシーは、アップル製品のデザイン特許を侵害していないと判決した。今回の判決を受け、25日、陪審員による評議結果が発表される予定の米国での両社間の計27億5000万ドル規模の特許訴訟の結果も注目を集めている。

ソウル中央地裁・民事合意11部(鞖峻鉉部長判事)は同日、三星電子がアップルを相手に起こした特許権侵害禁止訴訟で、「アップルが符号分割多元接続(CDMA)通信システムの『975特許』やモバイル通信関連『900特許』の、三星電子の通信標準特許2件を侵害した事実が認められる』とし、『アップルは該当特許が使われたアイフォン3GSやアイフォン4、アイパッド1やアイパッド2の販売を中止し、4000万ウォンを賠償せよ』と判決した。現在、発売されているアイフォン4Sやアイパッド3は、同判決とは無縁だ。

ただ、アイフォン4やアイパッド3も、同じ技術を使っており、三星が追加訴訟を起こせば、販売禁止処分が下される可能性が高い。裁判部はまた、アップルが三星電子を相手に起こした反訴に対し、「三星はアップルの『バウンスバック』特許1件を侵害した」とし、「ギャラクシーS2などの販売を中止し、アップルに2500万ウォンを賠償せよ」と判決した。「バウンスバック」特許とは、写真や文書の端のところにくると、文書が自動的に跳ね上がり、ユーザーが直感的に文書の最後の部分に来ていることを知らせる機能だ。三星電子は、新たに発売されたギャラクシーS3には、バウンスバック機能を適用しておらず、今回の判決による打撃は大きくないものと見られる。

裁判所は特に、「三星がアップルのデザインを真似した」という重要焦点と関連し、「アップルが特許侵害を受けたと主張した計6件のデザインは、新規・創作性を認めづらかったり、三星がアップルをまねしたとはみなせない」と却下させた。一方、米カリフォルニア州・サンホセ北部地方裁判所で行われている双方の特許訴訟で、判決のカギを握っている9人の陪審員は24日午前9時(韓国時間では25日午前1時)、3日目の評議に入った。



jks@donga.com witness@donga.com