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曲がるバッテリー、 韓国研究チームが世界初開発

曲がるバッテリー、 韓国研究チームが世界初開発

Posted August. 22, 2012 07:37,   

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曲げたり伸ばしたりすることができるバッテリーが開発された。KAISTは21日、新素材工学科のイ・ゴンジェ教授とク・ミン博士研究チームが、「曲げられる上、性能も優れたバッテリーを世界で初めて開発した」と発表した。印刷回路基板とディスプレーを曲げる技術は既に開発されているが、ここに結合させる、曲がるバッテリーを製作する技術がなく、これまで関連電子製品を商品化するのが困難だった。

研究チームは硬い鉱物の雲母で作った基板の上に、両極物質の「二酸化コバルトリチウム」を薄い層構造に積み上げた後、700度の熱処理をした。その後、雲母を取り除けば、残った物質が柔軟な性質を持つバッテリーになる事実を発見した。このバッテリー部分をプラスチックコーティングして、髪の毛の10分の1の厚さの薄くて柔軟なバッテリーの開発に成功した。

研究チームは、「開発したバッテリーは曲がる前と曲がった後の電圧が変わらないのはもちろん、充電と放電を1万回繰り返しても安定的に作動した」とし、「バッテリーの内部には熱に強い固体電解質を使ったため、爆発する危険もほとんどない」と話した。

さらに研究チームは、このバッテリーを曲がるディスプレーに付着して携帯が可能な柔軟な電子装置を作ることにも成功した。イ教授は、「今度の研究で曲がる電子製品の開発を妨げる大きなハードルを越えた」とし、「これからバッテリーの充電容量さえさらに増やすことができれば、商用化できると思う」と話した。

この研究結果は先日、材料科学分野の権威誌の「ナノ・レターズ」オンライン版に載せられ、米化学会ニュースレターに特集で紹介された。研究チームは関連特許を内外に出願した。



ilju2@donga.com