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ルーシー・コー裁判官「アップル、麻薬でもしてないと…」

ルーシー・コー裁判官「アップル、麻薬でもしてないと…」

Posted August. 18, 2012 06:25,   

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「麻薬せず、どうしてこんな主張が…」

三星(サムスン)電子とアップルとの「世紀の特許戦争」を取り仕切っている米カリフォルニア州・北部地方裁判所のルーシー・コー判事(似顔絵)が、法廷で堪忍袋の緒が切れた。21日(現地時間)まで最終弁論を済ませなければならないのに、アップルの方から、「出席しなければならない証人が、まだ22人も残っている」と主張したためだ。アップル側は、75ページに上る主要弁論資料を追加提出した。

コー判事は16日、アップル側の弁護士に対し、「麻薬でもしてないと、(unless you’re smoking crack)これらの証人を全て召還できるはずがないじゃないか!」と大声を叫んだ。判事が法廷で、特に、世界の注目が集まっている裁判で、このような感情的発言を行うのは、大変異例のことだ。

アップル側の弁護士は、「麻薬はしていない」と答えたが、コー判事は、「理由もなく裁判を遅らせることになれば、罰金を貸すこともありうる」と再び警告した。

一方同日、三星電子は、アップルの特許侵害被害補償の要求額が度を過ぎていると切り返し、訴訟の開始後初めて、具体的な被害補償額を示した。三星電子側の被害算定専門家は、「アップルが主張する三星電子の利益22億4000万ドル(約2兆5300億ウォン)は製造原価や研究開発、マーケティング費用を全く計算にいれておらず、三星の営業利益率も12%レベルと、アップル側が計算した35%より一段と低い」と反ばくした。氏は、「三星電子がたとえ、アップルの特許を使ったとしても、これを通じて手にする利益は5億1870万ドルぐらいだ」と主張した。

また、三星電子はアップルが自社の実用特許を侵害したのに対し、2.0〜2.7%のロイヤルティーを適用し、アップルから最高3億9900万ドル(約4510億ウォン)を受け取るべきだと付け加えた。一部では、三星電子がこのように、具体的な数字を示したのは、詰めの協議を念頭に置いてのことではないかという見方もある。しかし、三星電子の関係者は、「アップルの主張が途方もないことを反ばくしようとしたことであり、我々の方でアップルの特許を侵害したと認めるのではない」と主張した。



jaeyuna@donga.com