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日本メディアの独島質問攻め、米国務省でひんしゅく

日本メディアの独島質問攻め、米国務省でひんしゅく

Posted August. 15, 2012 09:41,   

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13日、米国務省の定例の記者ブリーフィングで報道官が「言えることがない」と答えたにも関わらず、日本メディアの記者らが言葉尻を捉えて独島(トクト・日本名竹島)関連の質問攻めを続けひんしゅくを買う場面が演じられた。米国の当面の懸案でもない問題に、同じ質問を繰り返し李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島訪問に対する批判的な答弁を引き出そうとする日本人記者団の態度に、「ブリーフィングに参加した他の記者に対する非礼だ」と指摘する声が上がっている。

この日のブリーフィングで北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長の中国訪問や米朝接触、北朝鮮の洪水被害への支援などに関する質疑応答が終わった後、AFP通信記者が「最近議論を呼んでいる島を李大統領が訪問したが、米国は韓日両国とこの問題について議論したのか」と質問した。これに対し、ヌーランド報道官(写真)は、「米国の立場はいつも同じだ。われわれはこの問題でどちらにも肩入れせず、両国が対話で円満に解決することを望む」と原則論的なコメントをした。

独島に関する最初の質疑応答までは沈黙していた日本人記者団は、ブリーフィングが終わりかけた頃、腹をくくったかのように独島問題に食いついた。日本記者は、独島のことを「竹島」と呼びながら「米国は、李大統領の竹島を訪問する前に韓国と同問題について相談したり、訪問を止めるための努力をしたのか」と呆れた質問を投げた。

報道官が「(独島訪問について) 韓国側からの事前の通知はなかった」と答えると、日本記者は再び「米政府は訪問を知っていたのではないか」と質問した。すると報道官は「知っていたか知っていなかったに関する情報がない」と話した。

別の日本記者が「似たような質問をしたい」と切り出すと、報道官は「この問題については話すべきことは話し尽くした。質疑応答を続けることもできるだろうけど、新しく言えることはない」と苛立ちを見せた。ところが、この記者はいきなり歴史を引き合いに「日本の国境は韓国人の理解しているものとは異なる。日本は70年前に『マッカーサーライン』に合意している。どう思うのか」と問うた。

報道官は、いい加減にしてくれと言わんばかりに「われわれは領土紛争にかかわらない。米国の強力な太平洋の同盟国である両国が平和的に解決することを望む」と答えては、「もう良いでしょう」と急いでブリーフィングを締めた。

一方、ヌーランド報道官は同日の記者ブリーフィングで、北朝鮮の張成沢国防副委員長の中国訪問について、「北朝鮮が国際社会の義務を順守することの重要性を認識できるよう中国が働きかけて欲しい」と話した。また最近、ニューヨークで米朝間接触が行われたことについては「ニューヨークチャンネルはいつも開かれているが、最近の米朝交渉で大きな突破口はなかった」と明らかにした。



mickey@donga.com