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「独島爆破論」最初の言い出しっぺは日本外務省の伊関局長、韓日会談第2次政治会談で

「独島爆破論」最初の言い出しっぺは日本外務省の伊関局長、韓日会談第2次政治会談で

Posted August. 13, 2012 08:46,   

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朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が「独島(トクト、日本名・竹島)爆破」発言をしたのかどうかをめぐる与野党の大統領候補側の攻防は、我田引水式の公文書解釈によるハプニングであることが明らかになった。

発端は、民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)議員が2日、慶尚北道安東市(キョンサンプクト・アンドンシ)の独立運動記念館で、「1965年の韓日国交正常化交渉当時、朴大統領がラスク米国務長官に『問題解決のために島(独島)を爆破してなくしたい』と話した」と述べ、セヌリ党の朴槿恵(パク・グンヘ)議員に攻撃をしかけた。10日には、文議員陣営の陳善美(チン・ソンミ)報道担当が、李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島訪問を論評し、同じ話を繰り返した。

これに対して、朴槿恵議員陣営の趙允旋(チョ・ユンソン)報道担当は直ちに、「文議員は明白な虚偽事実の流布と嘘を説明し、謝罪しなければならない」とし、「外交文書では、発言は日本側がしたことになっている」と反論した。

11日、文議員側は04年に公開された米国立公文書館所蔵の「国務省(機密)関連記録」を提示した。ここには、65年に米国を訪問中だった朴元大統領が、ラスク米国務長官の執務室で、「国交正常化交渉で、小さいことだが腹立たしい問題の一つが独島問題だ。この問題を解決するために、独島を爆破してなくしてしまいたいと言った」と記されている。

両者とも「外交文書」を言及しながら相反する主張をし、論議が大きくなると、朴議員側は韓国政府が05年に開示した「1962.9.3.韓日会談第2次政治会談予備折衝第4次会議録」を12日に提示した。ここには、伊関佑二郎・日本外務省アジア局長(当時)の「竹島は無価値な島だ。日比谷公園位の大きさしかないのだから、爆破して問題をなくしてしまえばいい」という発言が含まれている。しかし、米国務省の記録も認めないわけにいかなくなると、趙報道担当は、「文候補側が米国側の特定文書の一節だけに依存して、朴大統領の独島に対する立場を歪曲した」と一歩後退した。

両資料は、いずれも04〜05年にメディアに報道された内容だが、両者とも論議が深刻化するまで、いずれかのうち自分たちに有利な資料だけを取り出して攻防を始めたのだ。特に、朴議員側は、文議員の発言が虚偽事実ではないにもかかわらず、「嘘をついた」と論議を大きくさせた。

独島爆破発言は、金鍾泌(キム・ジョンピル)元自由民主連合総裁もしている。金元総裁は96年の総選挙の時、自分の過去の発言が話題になると、寛勲(クァンフン)討論会で、「日本が『竹島を韓国領土だと固執すれば国際裁判所に提訴する』と言ったので、若気の至りで、爆破しても日本には渡すことはできないという意味で言った言葉だ」と述べた。公文書がいずれも事実なら、独島爆破発言は、朴元大統領と金元総裁、伊関元局長が皆言ったことになる。



dnsp@donga.com