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「国際問題、韓民族の知恵で解決」 潘基文総長とキム・ヨン総裁が手を握る

「国際問題、韓民族の知恵で解決」 潘基文総長とキム・ヨン総裁が手を握る

Posted August. 11, 2012 06:09,   

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韓国が生んだ2人の国際機関首長、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長とキム・ヨン世界銀行総裁が9日(現地時間)、国連本部で顔を合わせた。同日の対面は、キム総裁が潘総長を訪れて実現した。2人が会談のために会ったのは今回が初めて。国連と世界銀行幹部も参加し、主要懸案について活発に意見を交わした。

会談は1時間続いた。両者は、ミレニアム開発目標(MDG)と持続可能な開発、持続可能なエネルギー供給構想(SEAI)、母子保健など、4つの世界目標を達成するために、国連と世界銀行の両機関の協力を強化することで合意した。

潘総長は会談後、記者会見を通じて、「国連と世界銀行は、世界平和と開発課題を解決するうえで、最も強力なパートナーだ」とし、「著名な教育者であり、保健と開発専門家のキム総裁とともに仕事ができ、大変うれしい」と述べた。さらに、「MDGの期間が3年4ヵ月しか残っていないため、両国際機関がMDGに対する認知度を上げ、財源調達と政治的意志を結集できるよう総長と総裁という最上位の段階で定期的な協議をしていく」と明らかにした。

潘総長は「国連持続可能な開発会議(リオ+20)で合意した持続可能な開発目標の実現にも、両機関が中枢的役割を果たすと信じる」とし、「世界を持続可能にすることこそ、国連の最優先課題だ」と強調した。

特に、「保健分野の専門家であるキム総裁が、世界で約1600万人の女性と子どもが、予防可能な病気のために不必要な犠牲になることを防ぐために、強いリーダーシップを発揮することが期待される」と述べた。潘総長は、「キム総裁が『持続可能なエネルギー供給構想』諮問委員会の共同議長を務めることに感謝する」とし、「今後、再生エネルギー分野でも共に努力することで意見が一致した」と付け加えた。

キム総裁は、「韓国系米国人として成長した私にとって潘総長は常に尊敬の対象だった」とし、「国際機関の首長として一緒に仕事ができて光栄であり、世界的な課題の克服に向けて献身する」と応えた。キム総裁は、国連芳名録に英語とたどたどしい字体のハングル、漢字を混ぜて、「潘基文事務総長様に栄光を、キム・ヨン」と書いた。

潘総長は、キム総裁が4月に世界銀行理事会で総裁に選任されると、祝いの電話をかけ、「キム総裁が世界銀行を成功的に率いていくために国連が積極的に支援する」と約束した。



yhchoi65@donga.com