確保か、削減か…景気低迷の中、人事採用戦略で食い違う証券業界
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AUGUST 08, 2012 07:07.
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「景気の悪い時に優れた人材を確保してこそ、企業は一ランク跳躍することができる」(最近、新規採用に乗り出したA証券の人事担当者)
「不況を乗り切るためには、リストラに踏み切らざるを得ない」(新入社員の採用を中止したB証券会社の人事担当者)
株式市場が深い低迷に陥っている中、証券業界の人事採用を巡る戦略が食い違っている。収益性悪化に対応して、新規採用を中止し、従来の人員まで削減する企業がある一方、積極的に人材確保に乗り出している企業も現れている。
ハンファ証券は7日、特性化高校2年生を対象に、インターン社員を採用するための最終面接を行った。今回採用されたインターン社員は、1年後、皆正社員として採用される予定だ。9月に最終的に選ばれる生徒らは、来年10月の入社時まで、学業とインターンシップとを並行することになる。
面接を終えたクァク・ソジンさん(安養金明女子情報高校)は、「入社1年前から仕事と勉強とを一緒に学ぶことができ、大きな楽しみとなっている」とし、「このようなチャンスをさらに拡大させてほしい」と話した。
同社が高校2年生を予め採用するのは、今回が初めてだ。会社側は、「優秀な高卒人員をあらかじめ確保するため、インターンの形で新入社員を採用している」とコメントした。
ハンファ証券はこれとは別に、最近高卒社員60人を採用した。60人は10月から、各支店の窓口で働くことになる。ハンファ証券が高卒採用を復活させたのは、10年ぶりのこと。
KDB大宇(テウ)証券も、下半期に採用を増やす方針だ。今年上半期に30人を採用したのに続き、下半期は50人を採用することにした。7月から仕事を学んでいるインターン社員70人の一部を正社員に転換し、大卒採用を追加する方針だ。韓国投資証券は、下半期に約100人の大卒者を採用する計画であり、東部(トンブ)証券は、20〜30人の新入社員を採用することにした。
このような動きが注目されるのは、経営難に苦しんでいる証券業界では最近、人員削減に踏み切る傾向があるからだ。
韓国金融投資協会によると、国内で営業中の証券会社63社の全体職員数は、第1四半期末基準で、昨年より0.37%(166人)減の4万4238人と集計された。全国168店舗のうち40あまりの店舗を統廃合させ、上半期だけで78人を削減した会社もある。下半期に採用計画のない会社も多い。教保(キョボ)証券やIBK投資証券、KB投資証券は今年は新規人員を採用しない。
景気が悪い時は、人員削減に踏み切るのが一般的だ。しかし、不況期に人員を採用した方がよりよいという見方もある。不況期こそより優れた人を採用できるからだ。景気が持ち直す時に備え、優れた人員を採用してこそ、成長潜在力が増大するという見方も出ている。三星(サムスン)経済研究所のソン・ミンジュン首席研究員は、「企業が長期的に成長するためには、予め人員を確保するのが不可欠だ」とし、「景気回復時に遅れて人材を採用しようとして、成長のタイミングを逃すケースも少なくない」と述べた。
不況期に人を採用する会社が結果的にさらに成長したかどうかはまだはっきりしていない。しかし、不況にも関わらず、リストラを行わない会社は、組織員らの愛社心を高める効果がある、というのが専門家の見方だ。
ソウル大学・経営大学の李京默(イ・ギョンムク)教授は、「米研究によると、人員解雇の際、株式市場が前向きに反応したという研究と、否定的に反応したという研究が両方ともあり、どっちの戦略がより優秀とは言えない」とし、「ただ、不況のトンネルを過ぎ、好況に見舞われたとき、組織員らは他の会社に転職しようとする動きを減らすことができるだろう」と述べた。