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非公開協議公開した北朝鮮、米朝交渉再開の圧力か

非公開協議公開した北朝鮮、米朝交渉再開の圧力か

Posted August. 04, 2012 07:55,   

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北朝鮮が最近シンガポールで米国と接触したことを異例的に公開しながら、再び「核問題の全面的な再検討」について言及した。核問題を媒介に米国を交渉に応じるよう圧力をかける戦術と見られる。

北朝鮮のチェ・ソンヒ外務省米国局副局長は米政府系の海外向け放送「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)に送った電子メールで、「先月31日から今月2日にかけて、シンガポールで米側と非公式協議を行った」と明らかにしたと、同放送が3日報じた。チェ副局長は、「われわれの核問題の全面的な再検討は米国の敵視政策のためだ」とし、「核問題の解決と米朝関係は全的に米国の意志と決断にかかっている」と主張した。

チェ副局長は、核問題を話し合う6者協議の次席代表で崔英林(チェ・ヨンリム)内閣首相の養女と知られる人物で、北朝鮮外務省の実力者の一人だ。

北朝鮮外務省は先月20日、いわゆる「金日成銅像破壊未遂事件」を契機に、「核問題を全面的に見直さざるを得ない」との声明を発表したが、31日にも「米国の敵視政策に核抑止力強化で対処していく」とのコメントを発表している。

韓国国防研究院の白承周(ペク・スンジュ)責任研究委員は、「北朝鮮が4月の長距離ミサイル試射後、核実験を行わないと表明してきたが、米政府が思い切った対話に応じないことに不満を示し、交渉を迫ったものだ」と分析した。



will71@donga.com