Go to contents

朴槿恵氏と文在寅氏、「同病相哀れむ」与野党の最有力候補

朴槿恵氏と文在寅氏、「同病相哀れむ」与野党の最有力候補

Posted July. 30, 2012 07:55,   

한국어

有力な大統領選候補であるセヌリ党の朴槿恵(パク・グンヘ)議員と民主統合党(民主党)の文在寅(ムン・ジェイン)議員が党内外から激しい挑戦に直面し、同じ境遇に立たされている。

最近、安哲秀(アン・チョルス)ソウル大学融合科学技術大学院長が本の出版とバラエティ番組出演で、再び支持を伸ばしてから両議員の支持率が伸び悩んでいる。高い支持率をもとに党内のライバルを圧倒していたが、安氏の登場で思わぬ敵に出くわした格好だ。

朴議員の場合、安氏のテレビ出演後の一部世論調査では、ニ者対決はもちろん不動の1位だった多者間対決でも安氏にリードされた。文議員の支持率も下がり続けている。世論調査専門会社のリアルメーターによるデイリー世論調査によると、23日に14.5%だった文議員の支持率は安氏出演番組が放送された翌日の24日には10.0%まで下落し、26日は心理的マジノ線である10%台を割り込み、27日には7.4%に下落した。

党内では朴、文両議員にライバル候補らの集中攻撃に悩まされている。セヌリ党の非主流候補らは「朴槿恵必敗論」を持ち出した。不通のリーダーシップ、歴史意識の不在、親戚・姻戚問題など、朴議員を狙いに定めた全方位からの攻勢が続いている。金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は、「万事オル通(朴議員の弟の嫁に頼めばすべては通じる)」という新造語まで作って厳しく攻撃している。

民主党では孫鶴圭(ソン・ハッキュ)常任顧問と金斗官(キム・トゥグァン)元慶尚南道(キョンサンナムド)知事が連日「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権失敗論」「文在寅必敗論」で文議員を圧迫している。文議員では朴議員どころか安氏との一本化でも勝てないという議論だ。しかし、朴・文両議員は党内予備選挙ではなく本番まで考慮しなければならないため、党内ライバルを刺激する発言は自制している。気苦労がさらに激しくなるしかない。

両議員は予備選挙序盤、思わぬ「虚言」で票心を失ったりもした。朴議員は「5・16は父親(朴正煕)としては避けて通れない最善の選択だった」という発言で、非朴候補はもちろん、野党陣営からも激しく批判された。文議員は15日、「大韓民国の男」という自分の大統領像(PI=Presidental Identity)を発表したが、ネチズンと女性界の批判に遭って、わずか5日ぶりに廃棄する試行錯誤があった。

元大統領の影から抜け出せずにいる姿も似ている。シン・ユル明知(ミョンジ)大学教授は29日、「5・16発言から分かるように、朴議員は父親の朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の影から、親盧勢力に頼る文議員は『盧武鉉(ノ・ムヒョン)アバタ』というイメージから抜け出せずにいる」とし、「両議員共に元大統領の影から抜け出す政治力を見せなければならない」と話した。



scud2007@donga.com