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ロムニー候補は6者協議を支持、外交政策参謀が明かす

ロムニー候補は6者協議を支持、外交政策参謀が明かす

Posted July. 27, 2012 04:43,   

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「ロムニー候補はまだ平壌(ピョンヤン)に対する具体的な戦略を明らかにしていないが、北朝鮮の核問題解決に向けた6者協議を支持するという方針を持っている。6者協議は超党的な支持を受けている」

ミット・ロムニー共和党大統領候補の外交安保政策参謀であるリッチ・ウィリアムソン元スーダン大使は25日、米国のシンクタンク、ブルッキングス研究所で開かれた大統領選挙政策討論会で、韓半島問題に対するロムニー候補の政策についてこのように話した。6者協議を通じて北朝鮮の核問題を解決すべきだとするロムニー候補側の考えは、現オバマ政府と一致する。北朝鮮問題に対しては、両候補が同じ意見というわけだ。

ウィリアムソン氏は、「北朝鮮は中国の食糧支援で持ちこたえてきた。中国がテコの役割をして、北朝鮮の核開発計画の放棄に、プレッシャーをかけなければならないというのが、最近6、7年間の米国の超党的なアプローチだったが、効果を上げることができなかった」と指摘した。6者協議議長国として、中国の積極的な役割を求める発言と見える。

両候補の外交安保政策の公開討論としては初の同日の討論会は、NBC放送の代表的な時事番組「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」のアンカーを務めたマービン・カルブ・ブルッキングス研究所客員研究員の司会で、1時間30分行われた。イランの核開発問題やシリア事態などの国際懸案については、両候補陣営の熱を帯びた攻防が続いた。

ウィリアムソン氏は、「オバマ政府の3年半の間、イランの核の脅威は深刻な状態になった」とし、「イランに対するオバマ政府の戦略がいかなるものであれ失敗したことは確実だ」と攻撃した。そして、「オバマ大統領の一貫性のない態度が問題だ。ロムニー候補は、イランの核濃縮を絶対に容認しないだろう」と強調した。

オバマ大統領側のミッシェル・フロノイ元国防次官は、「オバマ政府は、イランに対して強硬な路線を取ってきた」としながらも、イランとの対話政策が大きな成果を上げることができなかったという点は認めた。さらに、「イランの核の脅威に対しては、軍事行動オプションがテーブルに載っている」とし、「オバマ大統領の決断が迫っているが、まだ時期ではない」と答えた。

シリア問題についても、攻防が起こった。ウィリアムソン氏は、「独裁者が数千人の国民を射殺したにもかかわらず、米国は反政府軍を支援していない」とし、「最近になって反政府軍を支援すると言ったが、15ヵ月も遅れた措置だ」と批判した。しかし、フロノイ氏は、「米国はこの数ヵ月間、水面下で反政府軍を様々な形で支援している。アサド政権のインナーサークルを弱めるための案を模索している」と反論した。



yhchoi65@donga.com