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クリントン長官「北朝鮮の政治犯収容所は人間性を抹殺する所」

クリントン長官「北朝鮮の政治犯収容所は人間性を抹殺する所」

Posted July. 26, 2012 07:43,   

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クリントン米国務長官は24日(現地時間)、「北朝鮮の政治犯収容所で非人間的で残酷な行為が行われているという情報を得た」とし、北朝鮮の収容所を人間性を抹殺する代表的な事例として挙げた。クリントン長官は、第2次世界大戦でナチスドイツによって犠牲となったユダヤ人を称えるワシントンのホロコースト記念館で同日開かれた大量虐殺(genocide)防止シンポジウムに出席し、「北朝鮮の政治犯収容所は人間性を抹殺する残酷性を露呈している。ここで生まれて脱出した脱北者のシン・ドンヒョク氏が、その実状を世の中に伝えている」と述べた。

クリントン長官は、「大量虐殺は銃と大砲によるものだけではない」とし、「メディアのヘッドラインは飾らないが、長く行われて解決が難しい『スローモーション』危機も虐殺に該当する」と強調した。コンゴ東部で行われている組織的性暴行、男子選好社会で起こる女児殺害や選択的堕胎も「スローモーション」危機の事例として挙げた。また、ルワンダや旧ユーゴスラビア、コートジボアールでの事態を取り上げ、集団の勢力対立で起こる人種虐殺行為を防ぐことも容易な課題でないと付け加えた。

一方、ソン・キム駐韓米国大使は25日、「北朝鮮の人権問題が改善されない限り、米国は北朝鮮と平和協定や関係正常化に署名する考えはない」と主張した。キム大使は、民族和解協力汎国民協議会(民和協)主催の朝食講演で、北朝鮮の核問題を話し合う6者協議の米国首席代表時代を思い出し、「北朝鮮を10回以上訪問したが、容易でない核交渉よりも耐えられなかったことは、北朝鮮住民が苦痛を受ける姿を見なければならないという事実だった」と話した。また、「北朝鮮が無責任にも2・29米朝合意を破棄したため、人道的な北朝鮮支援も不可能になった」とし、「今からでも北朝鮮指導部が正しい選択をするなら、住民の暮らしを改善することができる」と強調した。



yhchoi65@donga.com shcho@donga.com