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大統領選の在外選挙有権者登録が開始

Posted July. 23, 2012 08:49,   

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18代大統領選に向けた大統領在外選挙国外不在者申告が始まった22日午後0時20分、日本東京の総領事館3階にサハリン強制徴用被害者の88歳のイ・ヒパルさん(写真)が入ってきた。番号表を受け取ったイさんは目を瞑ったまま順番を待った。イさんの順になると、予め用意してきたパスポートと外国人登録証、登録申請書を提出した。まもなく手にした18代大統領在外選挙国外不在者申告受付証を見たイさんは、胸をなでおろした後、満面の笑みを浮かべた。今年3月の恨みが晴れたような表情だった。

イさんは日本帝国による植民地支配下の1923年、慶尚北道英陽郡(キョンサンブクド・ヨンヤングン)で生まれて、1943年、ロシアサハリンの炭鉱に連れて行かれた。今年4月の総選挙では、生まれて初めて主権を行使するため3月28日に在日韓国大使館を訪れた。しかし投票直前に本人確認の過程で国外不在者申告がしていないことが判明し投票することができなかった。登録を手伝っていた民団で予めチェックしていなかったためだった。

不在者申告を終えたイさんは、「日本で暮らすからと言って日本人ではない。体と精神は大韓民国の国民だ」とし、「大統領選挙では必ず一票を行使したい」と話した。在外選挙の国外不在者申告は同日から10月20日まで91日間行われる。



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