Go to contents

東日本大震災から500日、いまだ27万人が避難生活

東日本大震災から500日、いまだ27万人が避難生活

Posted July. 23, 2012 08:49,   

한국어

日本で「3.11の東日本大震災」が発生してから22日で500日が過ぎたが、27万人は依然、仮設住宅で避難生活をしていることが分かった。福島県原発事故の被害復旧作業もなかなか進まず、住民の苦痛が続いている。

22日、朝日新聞などの日本メディアによると、同日現在、東北被害地域の復旧率は、港湾は81%と割合良好だが、農地は36%、防波堤は8%、漁港は20%に止まっている。津波の残骸は全体1880万トンのうち20%だけが処理され、復旧作業に最大の障害となっている。

災害地域に建設される公営住宅の着工率も1%に止まっている。これを受け、福島原発事故で、県外に避難している住民6万2000人の住居問題をどう解決するのか、計画すら立てずにいる。政府は予算を編成していながら、行政人員不足を理由に、執行できずにいる。11年度の復旧復興予算15兆円(約217兆5000億ウォン)のうち、約40%の5兆9000億円が執行されずにいる。

福島原発事故の収拾も、放射性物質の汚染水処理や原発周辺のごみの片付けぐらいに止まっている。核燃料の取り外しなど、原子炉閉鎖はまだまだ遠い。核燃料が溶け出した1〜3号機は、原子炉建屋内部の放射線量が高く、作業人数が入れない状態が続いている。東京電力は4号機の燃料貯蔵庫から、燃料棒2個を18日、初めて取り出し、損傷の度合いを把握することができた。

食品安全を巡る不安もおさまっていない。福島県漁業協同組合は、漁を再開したが、厚生労働省は今年1月の検査で、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を越えた放射性セシウムが検出された魚介類36種の出荷を禁止させている。福島県は先月、須賀川市の農家で生産された牛肉から、1キロ当たり140ベクレルのセシウムが検出されたと発表した。今年4月には、各地で生産された52の食品から、基準を超えたセシウムが検出された。



bae2150@donga.com