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最後のスタークラフト大会、スマホ普及で集団で楽しむゲームは凋落

最後のスタークラフト大会、スマホ普及で集団で楽しむゲームは凋落

Posted July. 20, 2012 04:07,   

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17日午後6時ごろ、ソウル龍山区漢江路(ヨンサング・ハンガンロ)の龍山eスポーツ競技場。400人(座席120席を含めて)が入場できる競技場だが、同日は椅子を片付けて1500人が駆けつけた。彼らは有名コンピューターゲームの「スタークラフト」競技を見るために来た「スターリーグ」ファン。観衆の中には「スターリーグは終わりではない」という文句が書かれたプラカードを持った大学生も数人いた。

同日観衆が集まったのは、eスポーツ常設競技場で開かれるスターリーグ最後の競技だったためだ。1999年から13年間韓国にゲームブームを起こしたスターリーグが終わるというニュースに、同日の競技場には多くの観衆が集まったが、ほとんどが30代であった。人員制限のため、踵を返すしかなかった会社員のキム・ジョンベさん(31)は、「20代の懐かしい思い出が一つ消えるようだ」と残念がった。

スターリーグ種目のスタークラフトは国内だけでゲームソフトウェアが世界中の販売量の半分ぐらいの450万枚が売れた。「eスポーツ」という新しいスポーツジャンルが登場し、「プロゲーマー」という職業もできた。空軍に一時ゲーム特技兵もできた。イム・ヨファン選手(32)らは大企業のプロゲーム球団で億台の年俸を得た。06年、小学生を対象にしたアンケート調査では、プロゲーマーは将来希望する職業1位を占めたりもした。

しかし、スマートホンが大量普及され、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の拡散による影響で状況が一変した。3〜5人がチームを組んでゲームをした昔と違って、「独りゲーム」が増えて、チーム単位ゲームが主流のスタークラフトは凋落の道をたどり始めた。かつては集団で集まってゲームをしてこそ仲間意識を感じられたが、今やSNSコミュニティ活動だけでも「独りだけの集団」を構築できるため、わざわざ集団でやるゲームを探す必要がなくなった若者の文化が反映されたのだ。



jikim@donga.com