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信元、伊ブランドの「ロメオ・サンタマリア」買収

信元、伊ブランドの「ロメオ・サンタマリア」買収

Posted July. 16, 2012 06:53,   

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国内のファッション会社・信元(シンウォン)がイタリアの皮革ブランドの「ロメオ・サンタマリア」を買収し、欧州ブランドの買収戦に乗り出した。

信元は15日、信元のイタリア現地法人の「SAミラノ」を通じて、「ロメオ・サンタマリア」の持分100%を買収したと発表した。信元は昨年の売上が5269億ウォンの中堅ファッション会社で、海外ブランドを買収するのは創立39年ぶりに初めてのことだ。

ロメオ・サンタマリアは1947年ミラノで誕生したブランドでワニレザー、オーストリッチレザーなど珍しい皮革を利用したハンドバッグで有名だ。ニナリッチ、ランバン、バリー、トラサルディなど、世界的なブランド品のワニレザーバッグラインを製作したりもした。かばんの前後、蓋、ジッパー、ポケットなど部分別に違うカラーで製作したマルチカラーモデルで特に有名だ。韓国でも06〜10年、現代(ヒョンデ)デパート本店や新世界(シンセゲ)デパート江南(カンナム)店など主要デパートで販売されて認知度を高めた。主要商品の価格は、ワニレザーのハンドバックが1700万〜3000万ウォン台、

オーストリッチレザーが600万〜1000万ウォン台だ。

信元は従来のレザーハンドバッグのほかに、小型アクセサリー、サングラス、靴なども商品群に追加して、ロメオ・サンタマリアを総合雑貨ブランドに発展させていく計画だ。これに向け、まず来年上半期までこのブランドを中国市場に進出させて、グローバル事業の足場にすることにした。17年をめどに世界中で150の流通網を確保し、3000億ウォンの売上を上げるのが目標だ。

信元は13年下半期まで自社全体のブランドを中国市場に進出させて、今後ファッション部門の本社を中国へ移動する計画を立てるなど、中国事業に拍車をかけている。朴成迵(パク・ソンチョル)信元会長は、「今度の買収を契機に、グローバルブランド品市場に本格的に参入する」と話した。

信元が海外ブランド品の買収に乗り出したことを機に、国内企業の海外ブランド買収戦がさらに加熱する見通しだ。昨年9月、EXRコリアはフランスデザイナーブランドの「カステルバジャック」を、11月第一(チェイル)毛織はイタリアの高級皮革ブランドの「コロンボ・ヴィア・デラ・スピガ」をそれぞれ買収している。イーランドグループも昨年7月、イタリアブランドの「マンダリナダック」を買い入れたことに続き、今年2月、「コチネレ」を買収するなど、活発に買収戦に乗り出している。

国内企業は主に早く成長している中国市場を念頭に置いて、中国の上位中流階級の消費者に脚光を浴びている欧州産ブランドに目星を付けているという。あるファッション会社の関係者は、「欧州発財政危機の影響で欧州産高級ブランドの売物が安く出ている状況なので、韓国ブランドの欧州ブランド買収はこれからも活発に行われるだろう」と話した。



bright@donga.com