米国務省は11日、北朝鮮が米国のアニメキャラクターを無断で使ったことについて、「北朝鮮は国際社会の責任ある一員として知的財産権に関する義務を順守するべきだ」と要求した。
国務省のベントレル副報道官は同日の記者ブリーフィングで、「米国は知的財産権問題を大変慎重に取り扱っている」として、このように述べた。ただ、米国と北朝鮮間では国交がないことを取り上げ「通常のケースのように二国間関係の方法で北朝鮮に同問題を提起するのは難しい」と話した。また「米政府は(人権など)住民たちの要求に北朝鮮当局が応えるなければならない、より広範な問題に焦点を合わせたい」とし、「法的な問題は著作権者であるディズニーに問い合わせて欲しい」と語った。
北朝鮮は7日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が鑑賞した牡丹峰(モランボン)楽団の公演でミッキーマウスとくまのプーなどディズニーのアニメキャラクターが登場したが、ディズニー側はこれを容認したことがないと表明したことがある。
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