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韓国ミサイル、最大射程「800キロに引き上げ」で調整

韓国ミサイル、最大射程「800キロに引き上げ」で調整

Posted July. 10, 2012 06:46,   

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韓国と米国が、韓国軍の弾道ミサイルの最大射程を800キロに引き上げることで歩み寄り、最終調整に入ったことが分かった。

最近、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の「密室処理」問題の責任を負って金泰孝(キム・テヒョ)大統領対外戦略企画官が辞任し、金企画官が中心となって進めてきたミサイル射程引き上げ交渉が動力を失い、現政権では実現できないという見通しが出ていた。しかし、両国が歩み寄り、これに最終合意すれば、韓国軍の弾道ミサイルは北朝鮮のほぼ全域に到達可能になる。現行の韓米ミサイルガイドラインに規定された最大射程は300キロだ。

軍消息筋は9日、「韓国政府は最近まで行われた米国との射程引き上げ交渉で、深刻化する北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対応し、有事の際に北朝鮮全域の核とミサイル基地に打撃を与えるには800キロが『マジノ線』であることを米国に強く要請した」とし、「米政府も、韓国の主張に十分に共感し、無理な要求ではないと同意した」と伝えた。

別の消息筋は、「一部では、中国など周辺国を刺激しないために、射程を550キロまでにする案があったが、その程度では北朝鮮への抑止力としては意味がないという点を明確に伝えた」と話した。軍当局者は、「金企画官が外れても、現政権の任期中に望む方向で射程引き上げ合意案を引き出す方針だ」と意気込みを見せた。

これに先立ち、パネッタ米国防長官は先月、米ワシントンで開かれた第2回外交・国防長官(2+2)会談の記者会見で、「(韓米両国間のミサイル射程引き上げの)協議・交渉にかなりの進展があると考える」と明らかにしていた。



ysh1005@donga.com