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フランスの大バーゲン「soldes」が始まった

フランスの大バーゲン「soldes」が始まった

Posted June. 29, 2012 07:35,   

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経済危機や失業など、暗いニュースが続いており、フランスの夏の大規模なバーゲンセールの空気も、大変落ち込んでいる。フランスの全国大手デパートや商店街、オンラインショッピングモールは27日、一斉に夏の大バーゲンセール「ソルド(Soldes)」に乗り出した。7月31日まで続く。

「フランス人は年に2度正気を失う」という言葉があるほど、1月と7月とに行われる冬と夏のソルドは、フランス国民にとっては大きな意味合いを持っている。特に、高価な電子製品やブランド品を購入しようとする中間層にとっては、なおさらだ。新製品は少なくとも30%、1年以上過ぎた製品は80%まで割引するため。27日、パリのプランタンデパートは、販売やレジの職員を200人増やし、平日の2倍の14万人ほどの客が来店したと試算した。しかし、今年1月、プランタンデパートのセール初日の来店客が、約23万人だったのに比べれば、大幅に減ったことになる。

例年のソルドの時は、真っ暗な明け方から、売場の入り口に長蛇の列を造っていたり、オープンと同時に、予め、めぼしをつけていた品々に向け、まっしぐらに走っていく珍しい風景が演出されたが、今回は、そのような光景が見られない。常連客を対象に、1週間前からソルドを開始する売場も増えている。

世論調査機関のイブソスの調査によると、今度のソルドで1人当たりの平均購入額は、223ユーロ(約32万ウォン)と予想される。1年前の夏のソルドを控え、調査した時は259ユーロであり、先の冬のセールでは、229ユーロだった。流通業界は、雨風が続いた昨年夏とは異なり、天気がよく、バカンス用品や夏物衣類を中心に売り上げが上がることを期待している。



taylor55@donga.com