Go to contents

選挙法違反の朴柱宣議員、1審で議員職喪失の実刑

選挙法違反の朴柱宣議員、1審で議員職喪失の実刑

Posted June. 28, 2012 07:12,   

한국어

4月の総選挙で、元自治体首長の投身自殺を招くきっかけとなった光州東区(クァンジュ・トング)の違法組織選挙と関連し、裁判所が同地域で当選した朴柱宣(バク・ジュソン)議員(63、無所属、写真)に、懲役2年の実刑判決を言い渡した。

警察が求刑した懲役1年に比べると異例に厳しい判決だ。光州地裁・刑事合議6部(文裕鉊部長判事)は27日、公職選挙法違反の容疑で在宅起訴された朴議員に対し実刑判決を下し、国会に対し朴議員への逮捕同意書を送った。朴議員は法廷に出頭したが、国会議員不逮捕特権のため、法廷拘束はされなかった。国会で逮捕同意案が可決されれば、朴議員は拘束収監される。罰金100万ウォン以上、または懲役刑が最高裁で確定した場合、朴議員は議員職を失うことになる。

裁判部はこれと共に、朴議員の当選に向け、自分が管理する組織を動員した光州東区役所の劉泰明(ユ・テミョン)区長(68)に対しても、検察の求刑通りに懲役2年を言い渡し、法廷拘束した。裁判部は、「今回の事件で、民主主義の祭りとなるべき選挙が、血や涙を招く悲劇へと転落した」とし、「組織的犯罪の特性上、法廷拘束された下級者(違法選挙運動員)の違法選挙運動の利益は、上級者(朴柱宣議員)に回ってくることから、より重く処罰しなければならない」と明らかにした。最高裁が最近、違法選挙事犯に対する量刑基準を強化したことが、重刑の背景になっているという見方も出ている。

判決直後、汗を流し戸惑う素振りを見せた朴議員は、「証拠裁判が行われるべきなのに、裁判部は推定裁判を行った」とし、控訴の意思を明らかにした。朴議員は1999年の高級衣類提供疑惑や2000年のナラ総合金融事件、04年の現代(ヒョンデ)建設裏資金事件で、これまでに3回も拘束されたが、そのつど無罪判決を受けた。しかし今回は違法選挙運動の処罰者が29人にも上っており、無罪判決が出るのは難しいだろうという見方が説得力を得ている。



peneye09@donga.com