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中国の主婦の間で「韓国ママ見習い」ブーム、育児用品から教育方法まで

中国の主婦の間で「韓国ママ見習い」ブーム、育児用品から教育方法まで

Posted June. 26, 2012 08:42,   

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19日午前、ソウルロッテマート蠶室(チャムシル)支店の育児用品コーナー。13人の中国人主婦は、売場に並べられている韓国製紙オムツや粉ミルク、幼児向けボディー製品のパッケージを細かくチェックした。写真まで撮りながら、店頭の前にしばらく立ち止っていた主婦らは、こまめに選んだ製品をショッピングカートにぎっしりと積み込んだ。

主婦のチャン・ジュンさん(31、北京出身)は、「普段、子育て情報を探すためのウェブサイトで多くの人たちが薦めている製品を選んだ」とし、「育児用品は、価格より品質の方がより大事なので、輸入製品の中でも韓国製を主に使っている」と話した。

これらの中国人主婦らは、グローバル生活用品メーカー・キンバリークラークチャイナが、中国で行ったイベントに参加し、当せんした人たちだ。

メーカー側は、「中国の中間層主婦の間では、『韓国ママ見習い』ブームが起きている」とし、「韓国がプレミアム育児用品の『メッカ』に浮上し、今回の訪問イベントへの反響が大きかった」とコメントした。

●韓国ママに見習え

キンバリークラークチャイナが中国で販売している紙オムツは、品質等級によって、製造場所が異なっている。一般の紙オムツは中国現地で生産しているが、高級型(プレミアム)は全て、韓国の柳韓(ユハン)キンバリーが大田(テジョン)工場で生産している。

中国で「好奇」と呼ばれるハギーズの紙オムツは、北京や上海など主要都市のプレミアムオムツ市場で65%前後のシェアを占めており、9年連続してトップについている。柳韓キンバリーの関係者は、「製品の表に、『韓国製』と大きく表記するのが、中国中間層主婦らの心をつかむマーケティングポイントになるほど、韓国製品の人気が高い」と伝えた。

韓国製品の人気は、韓国流の育児方法の関心へと繋がっている。

先行学習や密着型子育てで有名な韓国ママたちの子育て方式に、中国ママたちも最近、高い関心を示しているという。来韓日程の一つとして18日、瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)のキッズカフェ「星の王子様」を訪ねた中国人主婦らも同じだった。ペイ・ペイリさん(28、広州)は、「伝統団扇を作る工芸時間や童話の読み聞かせ時間を通じて、短時間ではあったが、韓国ママたちの教育方法を体験することができ、よかったと思う」と話した。主婦らの一部は、「韓国ママらの肌の管理法や家事のこなし方についても学びたい」と語った。

●育児用品の中国向け輸出が急増

韓国製育児用品や子育て方法についての中国人主婦らの高い関心は、中国向け輸出の増加へと繋がっている。

昨年、柳韓キンバリーの中国向け紙オムツ輸出額は計929億ウォンであり、これは同社の年間紙オムツ輸出額(1644億ウォン)の56.5%に当たる。

最近、粉ミルク業界も中国特需に沸いている。08年、メラミン混入粉ミルク騒ぎに続き、最近は「水銀混入粉ミルク」騒動まで起き、中国の中間層主婦らの大半は輸入粉ミルクを求めているからだ。かつては、日本製粉ミルクの人気が高かったが、昨年の原発事故後、放射性物質のセシウムが検出され、韓国製粉ミルクの人気上昇に一段と弾みがついている。



dawn@donga.com bright@donga.com